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2023.1.10 幼き頃


小さい頃から物事の捉え方や見え方、体感など様々な場面で「皆とは違う」と感じる感覚がぼんやりとあったけれど、それはいわゆる「個性」ってやつかな。位にしか思っていなかった。


ふんわりと漂うなんだか「違う気がする」という感覚。


でも、言動や行動が人と違うことがあることは当たり前であるし、なんなら周りがおかしいのでは?とすら思っていた幼少期。


そもそも人に対する関心も薄く、幼少期はもちろん、学生時代の記憶は、ほとんどない。誰がどの学生期に一緒だったかなども把握できない。大きい行事などの記憶も瞬間的な場面や映像で一瞬出てくるくらい。


自分以外の誰かと接する中で、疎外感みたいなものを味わったような記憶はないけれど、群れられないということに対しての苦しさはあった。


他と関わったり、女子特有の集合体の中に属するようなコミュニティが全てとも言わんばかりの学生期は、突起した個が滲まないように息を潜めることに必死だったような気がする。


でも、ズレってじわじわと滲んでしまうようなのも事実で。


私のズレを「らしさ」として認識してくれた子は側にいたけれど、「変わっている」「空気が読めない」などと感じる子は、どんどん周りからいなくなった。


思考が少し歪んでいる、跳んでいる位に面白がってくれた人は、ありがたいことに近くで気にかけてくれた。


近づいてくれて、興味を示してくれてありがとう。と言いたい。

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