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Q, あなたのNEWSはどこから?

A, 私は「ゼロ-一獲千金ゲーム-」から!

と言いたいところですが、いや合ってるのですが、厳密に言えばその前にもう3つほどNEWSを意識したことがあります。
ただその時は「意識した」レベルで終わったので、本格的にハマったきっかけは「ゼロ」ということなんです。
でもせっかくなので、その意識した出来事について書いてみます。

ラジオで流れた「サヤエンドウ」

あれは私が中学生の頃。
でかいラジカセのアンテナを思いっきり伸ばし、自宅で一番電波の入るベランダ付近で、深夜に好きな声優さんのラジオを聞いていた私。
その日も寝ている家族に迷惑をかけないよう、銀色のアンテナをぐるぐる動かし、弱い電波を必死に探しながら体育座りしていました。


お目当ての番組が始まる5分前。
「今イチオシの1曲!」と流れてきたのは、人工的な色をした海と植物が浮かび上がってくるようなサウンド。
「異国感あるなあ・・・」なんて思いながら聴いていくうちに耳に残る独特なメロディーと楽器の音、特徴的な歌い方、「おいら達まるでサヤエンドウ」「ガンダラーダ ガンダラーダ」というフレーズ。
当時誰が歌っているのか、なんという曲名なのかも知らなかったその曲は、その後も何度かラジオやテレビから流れては、私の耳に異国の風を送るのでした。

後にそれがNEWSの「サヤエンドウ」という曲だと、ワンピースファンとジャニーズファンの友人が話していたのを聞いて知りました。


頭から離れない、泥だらけになった先生

24時間テレビを見ると夏の終わりを感じ、物寂しさを覚えるのは私だけでしょうか。
熱心に見ているわけではないのですが、やってたら見るくらいの感覚で毎年見ていました。
ただその年は、直前になって色々大変だったというのをなんとなく聞いていたので、ドラマは見てみようと思っていました。

タイトルは「盲目のヨシノリ先生」

泥だらけになって泣き叫ぶ視力を失った主人公と、彼を抱き締める奥さんの場面。まるで言葉で殴り合っているような、魂が込められた2人の芝居。
他にも何本か24のドラマは見てきたのですが、今でもダントツに心に残っているのがこのシーンです。
台詞や流れは曖昧ですが(すみません・・・)、でも、このシーンが今でも頭から離れないのです。

演じていたのが後の自担・加藤シゲアキさんだったことを考えると、この時から既に私は加藤さんのお芝居に惹かれていたのかもしれません。
こんなことを書くと大げさかもしれないし、ちょっとこっぱずかしいけど、振り返ると「運命」的な何かを感じました。なんて。

小山さんも良かったな。
当時はキャスターで涙もろいリーダーという印象だったのですが、相手にも自分にも厳しく冷静な役柄が新鮮に感じたのを覚えています。


テレビ越しに伝わった「生きろ」の熱量

大型の音楽番組が好きです。
様々なアーティストが一堂に集結するお祭りのようなワクワクさや、色んな曲が聴ける面白さとか。
だからその日も、仕事から帰ってきて流れていた「THE MUSIC DAY」を、ご飯を食べながら見ていました。

いろいろあったことは耳にしていました。
でもその番組が復帰後初のグループとしての出演ということは知りませんでした。
ただ、一視聴者ながらもピリッとした緊張感が伝わっていました。

初めて聴いたその曲に込められたメッセージ性。
生歌ということの衝撃。
力強い歌声、力んだ表情、体全体で魂を込めて歌う四人の姿。

ご飯を口に運ぶ手が止まり、ただただ見入っていたのを今でもよく覚えています。

なんか、あの時の衝撃は本当に強かったんです。
アイドルって汗までいい香りがしそうな華やかさがあって、いい意味で宙に浮いているような異次元な人たちというイメージがあったんですが、あの時のNEWSはすごく泥臭くて、足は確かに地についていて、すごく人間み溢れる人たちに見えたんです。
そんな四人が魂を込めて歌った「生きろ」という曲は、私の心臓に真っ直ぐ刺さりました。

まさかこの曲が、たまたま見始めた「ゼロ」の主題歌だったとは・・・。

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いつ、何がきっかけになってハマるかは分からないけど、NEWSとは意外とすれ違っていたんだなと思いました。
正直、その時ハマっていれば・・・!と思うけど、その辺に生きている一視聴者の心に何度も残るNEWSってすごいなと変換することにします。

ちなみにそのあとは、たまたま見始めたゼロにハマり、最終回付近の番宣でゼロを演じてる人そのものが気になり、主題歌を買い、そのグループが気になり、連れて行ってもらったコンサートで溺れ、秒でFCに入りました。

長年舞台おたくの私がジャニーズにハマるとは・・・と付き合いの長い友達によく言われるけど、舞台・物語が好きだからこそ、NEWSとNEWSが生み出す曲・コンサートにハマったんだろうなぁ。


18周年を機に、なんとなく振り返ってみたくなったおたくの文章でした。



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