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STORYオーラス 感想(後編)

前編はこちらから。


MC後の後編です。読み返すと、何度も鳥肌立ってるし胸がいっぱいになってるし泣いてます。表現力が乏しくてすみません…


コヤマの物語

家から出てこない老人から話を聞くべく、素直にさせる魔法をかけるコヤマ。最初は魔法で素直にさせるのは良いの?心を操るみたいだなと思って物語に入り込めなかったけど、この魔法っていうのはファンタジーではなく、もしかしたらコヤマが扉をノックし続けたことそのものだったのかなと今では思います。

諦めずに手を伸ばし扉をノックし続けたからこそ、老人も奥様も心の扉を開けたんじゃないかなと。それこそコヤマの持つ”魔法”なのかもしれません。

STAY WITH ME

ある程度の経験も重ねてきた割と器用な僕が「運命的な恋」なんて今更恥ずかしくて、何も手につかなくなるくらいに溺れてるなんて情けない。けれど、それでも「なにもかも君のためでいい」と歌う。これを30代半ばのNEWSが、シャンパンゴールドの洒落たスーツを着て歌うなんて、あまりにも胸が苦しくて、贅沢すぎませんか。

この曲だけで一本の話がかけるんじゃないかというくらい様々な気持ちが詰まっていて、大好きな曲です。欲を言えば二番も聴きたい…いつの日にか…!

三者三様のスーツの形がどれも素敵でした。増田さんの蝶ネクタイも、小山さんの袖がレザー素材?のアウターも、加藤さんの重めのロングコートも大正解すぎた。

何度でも

とても好きな曲だけど、ある意味聴くのが怖かったのもこの曲でした。体制が変わったことで私はこの曲をどう受け止めるんだろう、本来伝えたかったメッセージ以上の何かをこの曲は背負わせてしまったんじゃないかと少し緊張していました。

結果的に複雑な想いはどうしても重ねてしまったけど、それすらNEWSは受け止めて歌ったくれたように感じました。「悲しみや別れまで笑顔に変えるから」と歌う3人はとても優しく輝いていて、込み上げてくるものがありました。

スクリーンに映し出されていたのは、strawberryでの特典でそれぞれ訪れていた原点の場所だったそうで、円盤になったらまたじっくりと見たいな。

「過去が 未来が 僕らを繋げる 何度でもまた立ち上がれる」なんて強い人たちなんだろう。最後に一歩前に進んでから暗転する瞬間、これからのNEWSが進む未来へ想いを馳せました。

Silent Love

まさかパフォーマンスが観れるなんて思わず、イントロが流れた瞬間鳥肌が立ったのを覚えています。嬉しかったな~!

冒頭「首筋の跡が消えても心の傷が覚えてる」の加藤さんの細くて切ない歌声と首筋をなぞるような指先。サビでの小山さんのずしっと安定感のある心地いい低音。増田さんの軽やかなラップと重力を感じるダンス。

こうして観ることが出来て嬉しかったです。大人っぽい衣装と曲の世界観がこれまたぴったり。最後の汽笛の音にも心が震えました。

Love Story

にゅす恋、お元気ですか?私は元気ですが、やっぱりあなた(ゲーム)がいないと少し寂しいです。一ユーザーより。

コヤマの物語から「愛」をテーマにしたこのパートのラストにLove Storyを持ってくるあたり、NEWSって本当に愛おしいなあと思いました。WORLDISTAぶりでしたが自然と振りが蘇ってきたので、しっかりと身に沁みついていることを実感。余談ですが加藤さんパートの「君のいない未来は色のない世界」って歌詞がめちゃくちゃ加藤さんみ溢れてて大好きです。

STAY ALIVE

KEIICHIRO KOYAMA、めちゃくちゃ格好良くて可愛くて美人で最高だった…

小山さんのソロはこういったダンスナンバーがすごく好きで。どんなパフォーマンスになるのか楽しみにしていましたが、手足の長さを生かした振りがすごく華やかで格好良い。でもサビの猫のような振付はあざとすぎるくらいに可愛い。前回のGoing that wayがTGCなら今回のはTikTokって感じでした。オーバーサイズの白シャツにタイトなパンツも大正解すぎて、自己プロデュース力が相変わらず高い…需要と供給が理解ってる…

あと何百回も思うけど、めちゃくちゃ若い。本当に若々しい。努力次第で年齢だって操れるんだと小山さんを見て学んだので私も自分磨きを頑張りたいです(?)

男の物語

暗闇で進めなくなった少女の為、火を灯し道を照らしてあげた男。その先で行われていた結婚式で、彼はケーキの蠟燭にも火を分け与えました。彼はお礼にと貰った地図の欠片を鳥に渡し、自分はもう戻らないことを伝えました。

出来る限り変えたくない想いと、変えざるを得ない葛藤の丁度いいところに落としてくれたと思います。四人目の男が確かにこれまで旅をしてきたこと、そして戻ってこないこと。二つの事実を伝えてくれて私はすごく嬉しかったです。表記も「男」でいいと思いました。だって名前は出さずとも、あの場にいた人はみんなその名前を知っているのだから。

彼の手にあった眩しいくらいの灯に時に救われたな、なんて思いながら映像を見つめていました。まあ、鳥に託さず直接言いなさいよとは思ったけどそれはそれで。

Dragonism

この楽曲を聴いた時、是非コンサートで歌ってほしいと願っていました。それが叶って本当に嬉しかったです。

楽曲の持つ幻想的なイメージと、垂れ下がったスクリーンの中という閉鎖的空間で歌うNEWSがぴったり合っていて、同じ場所なのに遠いところにいるような感覚になりました。まるで羽ばたいているドラゴンのような振りつけや着ていた衣装が異国感溢れていたのも相まっていた気がします。

「刻みこめ」の時額をとんとんと叩く振りがすごく好きです。

ここからの怒涛のクセ強ナンバーに心臓と脳がやられました。

夜よ踊れ

低い位置まで降ろされた照明と色鮮やで怪しげな雰囲気、まさしくここが摩天楼だ…

これもまさか聴けるとは思わなくて嬉しかった!やっぱり何度聴いてもたまらない。増田さん、「秘密は守りません」で舌を出しながら手をバツにしていたけど、これいつからやってたんですか?配信見てトチ狂ってひざをぶつけた。配信じゃないと知らなかったかもしれない…。あと「beast」でガオーッとする加藤さん、その後の笑みも込みで一体いつの間に習得してきたんだろう…罪深い…

「君の、君の美貌が」までは伏し目がちだったのに「僕を狂わせた」でカメラにふと視線をやるのは本当にずるい。はぁーーーーずるい!

FIGHTERS.COM

これもまさか聴けるなんて思わなくて、魂が燃えた。出来上がったものをそのまま届けたいという作品への責任と、人数や体制が変わろうが関係ねぇ!周りが何と言おうと知らねぇ!やってやろーじゃん!という意地のようなものを感じました。かっけえ。まじでかっけえ。

どんなことがあっても負けない、寧ろ楽しみながら逆境に挑んでやると言わんばかりのパフォーマンスにこっちまで熱くなり、魂に火をつけられました。

加藤さんのデスボイスと高音、どちらも聴けるなんて…切り替えがすごかった…初めて聴いた時鳥肌が立ちました。まじ無双。

エス

これも過去歌番組で披露されたのは見たけど、さらにパワーアップしてて圧倒されました。小山さんの「世界はHe or She」とゾクゾクする怪しげな歌声や、コンサートの時は圧が倍になる増田さんのラップ。そして加藤さんの元々のパートはもちろん、「oh」の高音がめちゃくちゃ好きです。天に向かって一直線に伸びるような突き抜けた高音が耳から離れません。力強くとても美しく、鳥肌が立ちました。ごめん鳥肌立ちまくりマンで。

内に向かって歌っていた彼らが徐々に外側へと侵食していくようなパフォーマンスは、まさしくエス・自我・超自我を表しているようで、あの舞台は私の脳内だと解釈しました。日々、理性や倫理(超自我)から適切に欲望と向き合い判断している(自我)けど、内なる欲求(エス)はこんなにも渦巻いているのかもしれない…。

「俺が見たいのはもっと奥さ 君のことかき混ぜたいんだ」と囁く加藤さんは普段抑え込んでいる私たちの内なるエスそのものなんだな。

余談ですが、STORYアルバムが発売した時エスのことを自分なりに噛み砕いたら、クラウド(ジャニーズ有料webの加藤さんのページ)内で似たようなことが解説されてて、勝手に嬉しくなったのもいい思い出。


Dragonismからのクセ強ナンバーがあまりにも最高で、円盤が発売されたら何度も見たい。

雨がやみ、訪れる朝

最後の欠片がはまり、やがて一枚の大きな地図が完成された。四人の男が集めた欠片は一つの絵になり、そこからは幸せの象徴でもあるクローバーが芽を出した。

四つの世界を旅してきた男たちの未来を表しているようで、なんだか感慨深くなりました。

それにしても、本当によくまとめてくださったよなあ。ナレーションの再収録も文字入れも大変だったはず。改めて、本当にありがとうございました。

4+FAN

からの、この曲はずるい…!

「時に難問乗り越え 僕らは『勝ったんだ』」「歩き出せたよ 待っててくれたんだね?」

四部作を駆け抜けたこと、そして体制が変わっても歩み続ける今のNEWSとリンクして、すごく明るくて楽しいのに自然と涙がこぼれました。加えてとても充実した表情を浮かべていた三人に、胸がいっぱいになりました。元々好きな曲ですが、このセトリは余計心に染み渡ります。天才セトリ。

声高らかに「やっぱ僕らファンタスティック!」と叫んだ加藤さん。現場でその声を聴いた時、あまりにも格好良くてペンライトを握る手に力がギュッと入ったのを今でも覚えています。やっぱNEWSはファンタスティックだよ!

希望~Yell~

オーラスで最初のプチョヘンザッをフライングしてしまった加藤さん、そしてジュニアに囲まれてた加藤さんが鬼可愛かったです。これが世界平和の絵と言われても疑わない。

「君に幸あれ」と歌うNEWSを見て、どんなに体制が変わっても常に誰かを想い、応援する気持ちはメジャーデビューから変わっていないんだと気付きました。そんなNEWSの歌に、ファン歴は浅いですが私も何度も救われたし、励まされたんだよなあ。

クローバー

この曲をつくってくれて、歌ってくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。

曲の前に流れた映像でクローバーへ込めた想いを語っていました。オーラスを見る前に丁度NEWS STORY RADIOを見たせいか、なんだかちょっと感慨深くもなりつつ。交わされる言葉に数々に、これだけの想いを込めてくれたんだと、さらにクローバーという曲が愛おしくなりました。

本当に優しいな、NEWSは。"辛くなるなら聞かなくていい"、"希望を手放さないで"、"近くにあるよ いるよ"、"永遠に君に幸あれ"。希望~Yell~の時も書きましたが、ずっと”あなた”の幸せを願い歌ってくれているんだな。だからクローバーを聴くと、こんなにも心があたたかくなるんだと思いました。

彼のパートの時、自然と起きた拍手の音や空気も忘れられません。NEWSも、NEWSのファンも本当に素敵です。私もその一人になれたらいいな。


NEVERLAND-EPCOTIA-WORLDISTA-STORY

エモ…!!恐らく入ってるだろうとは思っていたけど、それでもやっぱり熱かったしエモかった…!!

NEWSのアルバムの一曲目が大好きなんです。一気にアルバムのカラーに染める音色に心がワクワクします。四部作なんか特にそうで、イントロだけで震えてしまう。声が出せる状況なら確実に四回叫んでいただろうな。

NEVERLANDは映像でしか観たことがなかったから今回生で観れて感動したし、EPCOTIAは初めて観た時に味わった宙に浮くかのような感覚になったし、WORLDISTAは「S…」のところの加藤さんが当時とアプローチをかえてきてドキッとした。

からの、STORY。ツアーの一曲目でもあるけど、全然違って見えました。このメドレーでのSTORYは三人が自分自身とメンバーに向けて歌っているような、俺たちはここまで来たんだという気迫のようなものを感じました。お互い顔を見合って、魂をぶつけるかのように歌い上げる三人がとにかく格好良かった。とても輝いていた。「辿り着いたNEWS」という歌詞がまさしくぴったりでした。

webで増田さんが教えてくれた「旅した三角形」がテーマの衣装。この衣装だけ、三人になってから追加した衣装らしいです。背中に張られたSTORY以外のアルバム名がとても重く、誇らしく見えました。

NEW STORY サプライズ

GW明け頃。FCからNEWSへのサプライズ企画についてメールが届きました。四部作を紡いできたNEWSへの想いを言葉に、文字に、歌声にのせるという企画でした。こんな楽しみな企画があること、そしてこんなあたたかい企画を計画してくれたスタッフさんが周りにいることに嬉しくなりました。NEWS、こんなにもたくさんの愛に囲まれているんだな…。恥ずかしかったけど、参加して良かったです。

どのタイミングでくるかなとそわそわしていたら、最後の曲「NEW STORY」前に流れたファンの方の歌声。そして、NEWSへの想い。

聞こえてくる数々の想いと涙を流す三人を見て、サプライズをしかけたのはこちら側なのに、私の方がボロボロに泣いていました。だってどの想いにも共感したから。

NEWSを守ってくれてありがとう。慶ちゃんシゲちゃんまっすー大好きだよ。NEWSのライブは世界一だよ。ドームに連れて行ってね、連れていくよ。四部作完結おめでとう。

NEWSに伝えたい気持ちはみんな一緒だったんだなって。ありがとうと、大好きって気持ちなんだなと。わかる。私も一番伝えたいのはその想いだから。

目を赤くして何度も俯いて泣いてた小山さん、タオルで顔を隠しながらもモニターを見てた増田さん、ぐっと耐えて映像から目を離さなかった加藤さん。みんな大好きだよって気持ちが少しは伝わったかな。伝わったなら嬉しいな。

サプライズの後、「形を守れなくて申し訳ない気持ちがあった」と増田さんが言いました。一年経ってもその気持ちはずっとあったことに、胸が締め付けられそうになりました。誰も悪くないよ。

涙が止まらず話せなくなったコヤマスを見て「サプライズに弱いからね、NEWSは」と優しい声で言った加藤さんが忘れられない。サプライズに弱いのは多分ファンも一緒なんだろうなと、ぐちゃぐちゃになった自分の目元をおさえながら世界で一番あたたかい空間に浸っていました。

NEWSのファンで幸せだ。この時、そう強く思いました。

NEW STORY

込み上げてくる気持ちが今でもうまく言葉に出来ません。幸福感とか達成感とか。あげたらキリがありません。でも、それでいいんだと思います。一言では表せないほどの想いがそれだけ詰まっているという証拠だから。

「他人に言えないこと 言わないこと 胸にあるだろう 生きていく 全て抱え進んでいく 自分(きみ)のSTORY」

まさしくこの歌詞のようなツアーでした。三人もファンも、言えないことやあえて言わないと決めたことがたくさん胸の中にあって。それを両手に抱き締めて希望のバトンを明日へ繋げるために進んで行く。色々なことがあった2020年を思い出しながら、この曲を噛み締めました。長かったね、2020年。私達の中では17月まであったね。

真っ白な照明に照らされた三人はとても美しかった。そして舞台上からおりて光の中進んで行った三人の背中はとても大きかった。私の大好きな人たちはこの三人だ。


最後の映像には、大きな地図から芽生えたたくさんのクローバーが白い光(花)となり空へと羽ばたいていきました。

「僕の夢は伝えることを続ける」

「俺の夢はみんなの夢でいつづけること」

「ずっとこの仕事を続けていきたい、NEWSで」

三人の願いはどれも「続けること」なんだな。だから彼らはNEWSなんだって思いました。どうかこの願いがこの先も叶いますよう。


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気付けばオーラスから一ヵ月以上も経ってしまい、BURNも発売されました(一位おめでとう!)

それでも自分の中でまとめておきたかったので、ボロボロのメモとあの時の勢いだけを頼りに書きました。


美しくて、最高のコンサートでした。そう言えるのはこうして何事もなく、無事に幕が閉じられたからです。本当に本当に良かった。ホッとしました。様々な制限の中もどかしい気持ちもありましたが、その状況に応じて最大限に楽しませてくれたNEWSと、最大限に楽しむファンの関係性に何度も胸が熱くなりました。本来であれば会場が揺れるほど彼らの名前を叫びたかったのですが、この時でしか味わえない無音という一体感はこの先日常が戻っても忘れたくありません。

まだまだ溢れる想いはたくさんありますが、長くなりますのでここまでにしておきます。円盤が発売されることを信じて、今はこの余韻に浸りながらNEWSを引き続き楽しく応援していきます。


小山さん、加藤さん、増田さん。本当にありがとう。そして、お疲れ様でした。

これからもだいすきです。



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