【『鉄舟二十訓』】
【『鉄舟二十訓』】
1.嘘いうべからず候(嘘を言うな。)
2.君の御恩を忘るべからず候(君の御恩を忘れるな。)
3.父母の御恩を忘るべからず候(父母の御恩を忘れるな。)
4.師の御恩を忘るべからず候(師の御恩を忘れるな。)
5.人の御恩を忘るべからず候(人の恩を忘れるな。)
6.神仏並びに長者を粗末にすべからく候(神仏と年長者を粗末にしてはならない。)
7.幼者をあなどるべからず候(幼者を侮るな。)
8.己れに心よからざること他人に求むべからず候(自分の欲しないことを人に求めるな。)
9.腹を立つるは道にあらず候(腹を立てるのは道に合ったことではない。)
10.何事も不幸を喜ぶべからず候(何事につけても人の不幸を喜んではならない。)
11.力の及ぶ限りは善き方につくすべく候(力のかぎり善くなるように努力せよ。)
12.他を顧みずして自分をよきことばかりすべからず候
(他人のことを考えないで、自分の都合のよいことばかりしてはならない。)
13.食するたびに稼しょくの艱難を思うべし すべて草木土石にても粗末にすべからく候
(食事のたびに農民の辛苦を思え、すべて草木土石でも粗末にしてはならない。)
14.ことさらに着物をかざり あるいはうわべだけをつくろうものは 心に濁りあるものと心得べく候
(ことさらお洒落をしたり、うわべを繕うのは、わが心に濁りあると思え。)
15.礼儀を乱るべからず候
(礼儀を乱してはいけない。)
16.何時何人に接するも客人に接するように心得うべく候
(いつ誰に対しても客人に接する心がけであれ。)
17.己れの知らざることは何人にでもならうべく候
(自分の知らないことは、誰でも師と思って教えを受けろ。)
18.名利のために学問技芸すべからず候
(学問や技芸は富や名声を得るためにするのではない。己を磨くためにあると心得よ。)
19.人にはすべて能、不能あり いちがいに人をすて或は笑うべからず候
(人にはすべて得手、不得手がある。不得手をみて一概に人を捨て、笑ってはいけない。)
20.己れの善行を誇り顔に人に知らしべからず すべて我が心に恥ざるに務むべく候
(己の善行を誇り顔に人に報せるな。我が行いはすべてが我が心に恥じぬために努力するものと思え。)
*鉄舟先生 15歳で自ずから実行した二十訓です。
まさしく今こそ剣、禅、書の三道を極めそして宇宙 天 自然観をもつ 鉄舟先生の生き方を学ぶことの意義があると思います。
12月 お話をさせて頂きます!
かんながら ありがとうございます
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