今年の夏は本の虫?図書館にて小説読破。
そろそろ読破したい小説がある。
それは「岸辺露伴は叫ばない」。
所謂「岸辺露伴」シリーズに関しては各々調べて欲しい。
実写化もしてるし、最近映画化もした為、名前だけは知っているという方も多いだろう。
普段小説ではなく漫画を読む私にとってはこの「岸辺露伴」シリーズの小説は非常に読みやすい。
原作をよく知っているためキャラの容姿や性格、世界観が飲み込みやすくなっている。
この小説を買ったのはだいぶ前(2年前くらい?覚えていない…)でずっと本棚の隅に置き読まずにいた。
映画も見た今そろそろ小説に手を出そうと思い最近読み始めた。
ただ、家の中だとどうしても他の誘惑に負けてしまう。
ついついタブレットで動画を流しながら読んでしまう。
そこで本題。
私は今日図書館へ行くことにした。
図書館なら基本静かで周りに誘惑がない。
そして落ち着いた気分になれる。
休憩に併殺されたカフェで一休みするのも良いだろう。
というわけで、行ってきました。
図書館に着くなり、まずはその中を一周した。
平日だが意外と人が多かった。主に学生。
課題や勉強に勤しむ者、集中力が切れて携帯を見たり居眠りしている者、友人とヒソヒソした声で談笑する者。
私自身図書館で勉強する程真面目な学生ではなかったが、少しだけ昔を思い出した。
漫画も置いているかと探したらちゃんとあった。
それも読みたかった手塚治虫や藤子不二雄の作品が少しだけ。
しかし今日の目的は持参した小説を読むこと。
読みたい気持ちを抑え、立ち去った。
あらかた見回った後、読む席を探した。
なるべくふかふかな椅子がいい。ヘルニア持ちだから。
結局満足するほどのふかふかな椅子はなかったが、そこそこ良い椅子があったためそこに座った。
残っているエピソードは残り2つ。とりあえず1つ読み終わったら休憩する計画を立て読み始めた。
昨日の仕事の休憩時間にほんの少しだけ読み進めていた為か、大体30分くらいで読み終わった。
小説は漫画とはまた違う良さがあると感じた。
場面の情報が漫画のように一気にわかりやすく提示されるのではなく、一つ一つの情報が言葉でゆっくりと提示される。
それを頭の中でレゴブロックのように自由に組み立ててゆくような感覚がとても心地良い。
そして組み立てた情景はきっと一人一人違うものになっているのだろう。
小説は書かれている情報を元に頭の中で自分の撮った映画を観るような感覚になる。
それが堪らない。
1エピソード読み終わり、計画通りカフェへと向かった。
そこでカフェラテを頼みつつ、今後も通いそうだからポイントカードも一応貰った。
ゆっくりと味わいながらあたりの静かな雰囲気に身を任せながら穏やかな休憩をした。
その時はどんな悩みも頭の中から抜けていたと思う。
カフェラテを飲み干した後、読書の再開をする前に近くにあった展示会へと向かった。
そこには現在使われている?小中高、特別支援学校の教科書が並んでいた。
小学校の国語の教科書の中身のデザインが本文の下に単語の意味が載っているように、昔のデザインと変わっていなかった。
高校の政治経済の教科書を開き、その情報量から当時何故あの授業で居眠りをしていたのかを再確認ができた。
当時なかった倫理の教科書を開き、これちょっと興味あると思ったり。
退出する際にアンケートを頼まれた為、この様な旨をアンケート用紙にびっしりと書いた。
一息ついたところで最後のエピソードを読み始めた。
最後のエピソードなだけあって、他のエピソードより少し多めなページ数に感じた。
しかしこれがすらすら読めてしまう。
小説の中の世界にのめり込みながらいつの間にか最後のページまで進んでいた。
思っていた以上に早く読み終わったため、図書館付近を散歩してみた。
小説にどっぷり浸かった後に外の世界に触れると、その目に入っていきた情報が逆に小説のように頭の中で文章化されていくことに気づいた。
これは写真を撮るのと同じ様な習慣になりそうな気がした。
散歩したらず、近くの公園までまた散歩しに行った。
もう直ぐ7月というのもあり、流石に夏の暑さを感じ始めた。
夏はそこまで好きではない。
私の好きな海に人がたくさん集まってしまう。
独り占めできなくなってしまう。
今年の夏は本の虫になっちゃおうかなぁ…
そう思いながら蚊に刺されつつ今日1日をここに書き連ねます…
かいい
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