インドの川に向かってく⑦
どーも、pmanです、どもども。
写真はインドの空港で微笑んでくれる神さま?です。
さて、長かった空の旅もいよいよ、終わります。インドはデリーにある国際空港、インディラ・ガンディー空港に到着します。インドは日本より3時間半ほど遅れた時差があります。ちょうどインドの夕暮れ時に飛行機は軽やかに着陸します。
窓から見える地上の景色は、ほどほどに建物がありほどほどに背の低い林があり、そこに夕日が差し込む景色は日本の地方都市、いや、なんとなく私の住む知多半島の雰囲気があります。
しかし、ノスタルジーに浸るまもなく今度は入国手続きです。インドはまだまだ隣国との緊張状態もあるせいか、割と出入国が厳しめです。噂だと、空港の写真とかを撮ってると、職務質問みたいなこともあるとかないとか…。そのせいでビビった私は空港の写真を撮っておりません。
飛行機を降りて長い通路を歩きます。事前にビザを取っていたのでそのまま入国審査の方へ。一応到着してからビザもとれるらしいですが、私の拙い英語力では自信がなかったです。
入国審査のカウンターでは随分、優しい顔つきのインド人おじさんが座っております。パスポートやらなんやらチェックしてもらい、「サ、サ、サ、サイトシーイング。」と伝えます。もうコントみたいですな。
おじさん、私の顔をじっと見つめて
「ホニャララ、ホニャララ」
え?何?問題あり?いきなりのつまづき?
汗をカキカキ、必死で答えます。
「パードゥン?プリーズ、スピーク、スロゥリィ。」
おじさん、今度はゆっくりと、私の眼鏡を指差して
「Nice glasses」
?何?眼鏡が素敵とな?お、おう。
「サンキュー(苦笑い)」
一気に脱力。そして一気にインドに対する好感度が上がりました。全然厳しくない?のかしらん。
免税店を抜けて、荷物のピックアップを済ませると、そこに広がるのはインド。しかし緊張状態の国ゆえか、空港利用者や、職員、機関銃のような銃を持った軍隊?警察?などなどの人々以外は空港に入ることすらできません。意外とスッキリした感じで5番出口を目指します。
しかしそこかしこに銃を持った軍隊?警察?の方々がいて、やっぱり少し緊張します。
5番出口では今夜泊まる宿の人が迎えを用意して待っているそうです。分かりやすく、日本語で私の名前を持った札をもって待っていてくれるそうです。
いよいよ、5番出口を見つけた私。ハローインド。よろしくインド。不安半分、ワクワク半分で5番出口を出た私。目に飛び込んできたのは…
インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人インド人…………。
空港を出てすぐのところに柵があるのですが、そこから向かうに押し合うように大人数のインド人。もう、みんな叫ぶように何か訴えてます。多分みんないろんな宿のお迎えの方々なのでしょう。一斉に喋ったり、呼び込んだりしてて、なんか空間がグワングワンしております。
そんな中から私の宿のお迎えの方を探す…。途方もないウォーリーを探せだなぁ。と。
どこだ、どこだ…。この中にいるはずだ。いろんな札が掲げられております。どこだ、どこだ…。
視線を左から右へ。3周したあたりで気づきました。私の名前が上下逆さまに掲げられております。
いた!あの人だ!よね?
恐る恐る近づくと、宿の名前と私のフルネームを聞いてきました。
「よっしゃ、来いよ。」というようなことを言ったのでしょうが、グワングワン空間でよく聞き取れません。
彼は足早にその場を離れて私に手招きしてくれます。
重い荷物を持って必死になってついていきます。一応、道路には信号もありますが、彼は最短ルートでさっさとと歩いて行きます。必死に着いてく私。やがて立体駐車場に招き入れられます。
そして彼はある車の横に立ち、ドアを開けてくれました。
それはすごく懐かしい、ものすごく前の型のスズキのエブリィでした。続く。