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インドの川へ向かってく⑩

どーもpmanです、どもども。

前回までは↓から

さて、一服を終えた後は本日最後の夕飯を食べ、水を手に入れる。というミッションに出かけます。

とにかく、インドの水道から出てくる水は信用してはいけません。歯磨きで口をゆすぐだけでも、お腹壊す人は壊すらしいので。くわばらくわばら。

サンタナを出て、先程の狂おしいほどの細い路地裏をゆっくり進んでいくと、広い通りに出てきます。その通りこそ、有名なメインバザール。

前も書きましたが、ネオンギラギラ、人はごっちゃごちゃ。自転車、バイク、車がブンブンと秩序なく走り回っております。

お店も中に入るというよりは昔のタバコ屋のようにカウンターが直接道路に面しているような店、屋台など多種多様でごさいます。

とりあえず、メインバザールをワクワクしながらウロウロ。

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恐る恐る、この辺から写真やら動画やらが増えてきますね。ね、ごちゃごちゃ。

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しかもこんな感じで、ウシがそこらじゅうでウロウロしています。最初はビビりましたよ。

「うわー。野良ウシだー!でけー!」って興奮。

あまりにウシが多くてすぐに慣れるんですけどね。そして、ご覧の通り道路はゴミやらなんやらで溢れ返っております。歩くとすごく埃っぽい。

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インドらしくスパイス山盛りで売ってます。ただこんな埃っぽいところでこの状態で売ってます。

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お米?っぽいのもこの状態で売ってます。うむ。異国異国。

テクテクと歩いていると、そこかしこから声をかけられます。

「チャイニーズ?ジャパニーズ?」

「うむ、アイアム、ジャパニーズ。」

と答えます。どうやらうちでなんか買ってかないか?どうだ?どうだ?

と言ってるみたいです。

…うむ、今は水が欲しいから、Tシャツとかはいいや。

…うむ、今は水が欲しいからカバンとかはいらないよ。

…うむ、今は水が欲しいから野菜とかはいらないよ。

…うむ、今は水が欲しいからそんなでかい鳥の丸焼きみたいなのはいらないよ、うわ、ほんとでかい鳥だね〜。

と、ものすごい勢いで声をかけられます。小1時間ほどウロウロしてみましたが、なかなか楽しい。埃っぽいけど。でもおっかなびっくり。iPhoneを構えるのもビビっちゃうけど。

そんなこんな、なんだかんだ、結局サンタナの近くまで戻ってきました。おや、分かりにくかったけどちょっと静かなカフェのような店がある。

入り口はガラス戸で中もちょっとしたバーっぽい雰囲気。よし、ちょっと落ち着きたいし、今夜はここで夕餉じゃー。

そっとガラス戸を開けると、中はやっぱりバーのような薄暗さ。小さなカウンターの斜め上にはブラウン管のテレビ。画面の中ではなんだかインド人がインド人と言い争ってます。映画かな?

6っつほどの4人がけのテーブル。ターバンを巻いたおじさんが1人だけ座ってテレビを見ています。

店員さん、いるのかな?呼ぼうとするとテレビ見てたおじさんがスクッと立ち上がり私になにやら声をかけます。

どうやら空いてる席に座っていいぞ。と。

あー、店員さんだったのね。

4人がけのテーブルに着くと、メニューを持ってきてくれました。当たり前だけど全部英語。必死で読み解きチキンのカレーを頼むことにします。飛行機の中では食べられなかったし、chickenという文字が読めましたので。

「ヘーイ。エックスキューズミー、ディスワン、プリーズプリーズ。」

メニューを指さしながら、必死で伝えます。おじさん笑顔でOKサイン。よっしゃ、通じた。あ、あと、

「ビアー、ワン、プリーズプリーズ。」

おじさん、笑顔でOKサイン。

早速来ました、瓶ビール。

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なんちゅー可愛いラベル。キングフィッシャーと読むのですかね。釣りの王様ってところでしょうか。テーブルで手酌で飲んでると、おじさんがそっと来てビール瓶をテーブルの奥に置き直します。そうだ、インドは宗教的にアルコールご法度の人たちもいるからあんまり大っぴらにできないんだ。こっそり飲んでね。というアピールですかね。それにしても、完全ご法度でもないし、あんまり隠せてないし、なんというか、うん、おおらかですな。

そうこうしてるうちに、カレーが運ばれてきました。

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あれ?カレーが2種類ある?分かりにくいかもしれませんが、左上からカレー、カレー、なんか麻婆豆腐みたいなの、サラダ、左下にいってライス、そして、チャパティです。チャパティとは薄いナンみたいなパンみたいな奴です。

カレーが2種類なことはよくわかりませんがいただきまーす。

……うむ。うまーい!チャパティも美味いよ。カレーは1番左が豆のカレーですな。うむ、やや塩気が強いけど、疲れた体にいい!またパクチーのような風味も強めで癖があるけどカレー好きにはたまらんね。コリアンダーがたくさん入ってるのかしらん。

そして、ご飯は……。うん。日本の米は美味しいんだなぁ。と再発見できる味といいますか。パサパサで甘味がない独学な味わい。いや、でも、チャパティは、美味い!

そのお店ではペットボトルの水も売っていましたので、お持ち帰りで水もゲットしました。お値段はビールとカレーのセット、持ち帰りの水、合わせて470ルピーでした。

という感じでインドの初日を堪能してしまして、やや迷いながらもサンタナに戻り、水のシャワーを浴びた後はベッドにバタンキューでございました。


まさかここまでで⑩までくるとは思わなんだ。1番ビックリしてるのは私です。そしていよいよインド2日目になるのです。続く。