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履歴書の空白の埋め方~イイワケを良い訳にする超ごまかし術~


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赤、いいね!





バレても犯罪じゃないんですよ

というわけで、今回は履歴書にツッコミどころがありすぎて面接が不安な人に送る、空白期間をいい感じにごまかせたような気になれるイイワケをご紹介します。

以前、『学校へ行かない生き方#3』で紹介された『キャリアブレイク』のように、履歴書の空白期間はそれ単体ではマイナスじゃないんですよね。転職にしろ勉強にしろ療養にしろ、次のステップへの準備期間と考えれば、履歴書に隙間があること自体はありふれたことだと思いますし。

筆者も仕事が嫌になって3回くらいひきこもってますが、『きょうはなんにもないすばらしい一日だった』と書き綴る毎日も、これはこれで悪くないもんです。

ただまあ人事や採用側としては、そのなんにもない期間に何をしていたかは当然気になるわけで、そういう時毎回頭をひねってイイワケを考えるのは正直めんどいんですよ。

そこである種テンプレートとなる言い回しがあれば、とりあえず面接を受ける時の盾代わりになるんじゃないかと思います。

あんまり頼りになるものでもないですが、履歴書や面接を前にすると頭が真っ白になってしまう人の一助になれば幸いです。




自分を知るってめっちゃ大変

↑こちらは筆者が応募する時の履歴書テンプレートになります。

(個人情報にあたる部分は適当ですが、雇用形態や前職はそのままです)

応募先によってツッコまれる部分は変わると思いますが、

・2008年10月~2011年6月

・2014年10月~2015年9月

・2018年7月~2019年2月

上記の空白期間については面接でほぼ間違いなく聞かれます。

3つのうち、最後については「転職活動が長引いて・・・」くらいで通せなくもない長さですが、逆に最初は3年近くあるので突っ込まないほうが不自然なレベル。

一応備考欄に『2008年10月~2011年6月までは様々な短期業務に従事』と補足されてはいますが、実際には季節ごとに数回あるかないかという程度だったので、合計すれば2年以上収入がない状態でした。

なのでここをどう埋めていくかが腕の見せ所なわけですが、そもそも「特に何もせずフラフラしてました、みたいな回答は駄目なのか」という疑問があるかもしれません。

実際、中途半端に話を盛るより正直に伝えた方が選考や面接で有利に働く可能性はあります。

ただしその場合、

・本当に食事や睡眠以外何もしなかったのか

・食事や睡眠以外に何かしていたならそれは何か

・収入がなくても生きていけるのに働こうと思ったは何故か

・数年ぶりの応募先としてここを選んだ理由は何か

・なぜこの職種なら自分にもできると考えたのか

など、自分の内面に関わる質問をされる可能性が高く、そういう質問に対して説得力のある回答をするのはかなり大変だと思います。

(少なくとも志望動機に関して、筆者は「自宅から近いから」「時給が他よりマシだったから」「なんとなく楽そうだったから」くらいしか言うことがなく、『人に言えるほど大層な理由はない』というのが正直な所でした)


強い敵は落とし穴に落とせ

「戦いとは、いつも二手三手先を読んで行うものだ」と誰かが言いましたが、重要なのは大体三手目です。

面接においては、大体応募者の自己紹介か志望動機が一手目になりますが、その自己紹介に対して、採用側が最も気になる部分にツッコミを入れるのが二手目で、履歴書に空白がある場合、大抵そこを聞かれます。

この回答によって自分が話しづらい部分に興味を持たれてしまうと、それ以降あらゆる場面で言葉に詰まりやすくなってしまうので、三手目が重要なわけですね。

で、具体的にどう答えたらいいのかですが、筆者が最もよく使っていたのは『公務員を目指していた』です。

公務員試験は年齢制限があるので、イイワケに使うにしても20代後半までですが、季節ごとの短期アルバイトと組み合わせることで、『隙間時間に働きながら試験合格を目指す冴えない若者』というストーリーに昇華させやすくなります。

企業や組織によってはユニークさを問われる場合もあるので、必ずしもプラスに働くわけではないですが、少なくとも『何もしていなかった』より人物像がハッキリします。

もちろんこの場合「なぜ公務員を諦めて一般就職に切り替えたのか」という疑問とセットになると思いますので、その場合「3年間チャレンジしてみたが鳴かず飛ばずだったのですっぱり諦めた」というような形に着地させましょう。

無理に毎年受験する必要はありませんが、受験した時の心境や試験内容などを聞かれる場合があるので、少なくとも実際に1回は受験しておいた方がリアリティーが出ると思います。

(公務員試験は受験料はかからないので、記念受験気分で構いません)

受験する職種によっては筆記試験や集団面接を突破できることもあるので、「いいところまでは行ったんですが・・・」という話のネタになってくれるかもしれません。

また短期アルバイトを複数回やっていたり、短期離職を繰り返しているのであれば、「特段希望する職種がなかったので、やれそうなことは何でもチャレンジしました」というのも話が組み立てやすいです。

1日でも働けば短期アルバイトと言い張れますし、半年や1年契約の職場を3日で辞めた場合でも、契約内容まで深掘りされることはまずありません。最初から3日の短期だったということにしておけば、一つの経験として話すことができます。

(ただし、従事した日数の水増しや仕事内容自体の脚色はあんまりしない方がいいです。話の辻褄を合わせるのが大変なので)

また引きこもり期間がそれなりに長く、職場でのエピソードがあまり用意できそうにない場合は「しばらく引きこもっていて体がなまりすぎていたので鍛え直してました」も使いやすいと思います。

肉体労働がメインとなりそうな応募先にしか使えないイイワケですが、AI導入や機械化が遅れてマンパワーが必要な職場は慢性的な人手不足です。

過去に引きこもっていたとしても「とにかく今働いてくれる真面目そうな人」であれば大抵の職場は受け入れてくれます。

筆者も肉体労働系の短期アルバイトで不採用になったことはほとんどありません・・・が、当然かなりキツイので最初は短時間で働ける職場に絞るなど、予防線は欠かさないようにしてください。

また、筋肉ムキムキになるくらいのマジなトレーニングは必要ありませんが、肌が真っ白だと説得力に欠けるので、夏場にある程度日焼けして色が抜けないうちに応募するくらいの小細工はした方がいいでしょう。


めっちゃ早口で言わなくていいようにまとめておく

ここまで、

・公務員試験を受けていた

・いろいろな仕事にチャレンジしてきた

・働けるよう体力をつけていた

など、色々なごまかし方を紹介していきましたが、これらの考え方が通用するかどうかは応募する会社や組織次第です。

(もちろん使えそうならどんどん使ってもらえれば嬉しいですが)

どんなに考えても採用側の思惑はわからないので、応募側は自分がベストだと思ったことをやるしかないですし、上手くいくかはやっぱりケースバイケースになります。

ただ、何度も退職と就職を繰り返している人間からすると、一番避けたいのは『伝えたいことと伝えたことがズレている』状態なんですよね。

自分の心情や本音とズレがあればあるほど、自分の言葉に自信が持てなくなるので、そうなるともう不安と焦りで自分を表現するどころではなくなってしまいます。

ですが、書類選考にしろ面接にしろ、相手に自分の情報を伝える機会が限られているのもまた事実。

いくら伝えたいことがあっても、ただ思い付いたことをひたすら書いたり言ったりするだけでは上手く伝わらず、事前に練り込んでおく必要があるのです。

例えば退職理由のようなネガティブなことを回答する時でも、『なんか辛くて辞めた』と『残業時間が80時間を超える月がほとんどで、自分のパフォーマンスを発揮できるような状態ではなかった』では、情報量はもちろんのこと、相手に与える印象も異なります。

加えて、この記事をここまで読んでくれている人は多分『ちょっと変な人』です。

(この記事を書いてる筆者が『ちょっと変な人』なのでほぼ間違いない)

その『ちょっと変』を理解してもらうためには、人となりが想像しやすいフツーな人より情報の渡し方を工夫する必要があるんですね。


最強の攻略法は「決め台詞」

筆者のような『得意分野でようやく人並み、それ以外は大体赤点』みたいな凡人以下の変人であれば、何かと上手くいかないパターンの方が多く、『どうせダメなら言いたいこと言っときゃよかった』って後悔することが結構多いんじゃないかと思います。

(長所と短所がわかりやすい『ギフテッド』レベルの変人なら話は別かもですが)

なので、相手に自分という人間をわかりやすく伝えるためには、普段から自分の価値観や思考の癖を整理しておかないといけないんですが、ここで自分史やマインドマップのような『ありのままの自分を受け入れられる人』向けの自己分析に取り組んでしまうと、自分のマイナス点ばかりが浮かんでくるので、精神衛生上あまり良くないです。

筆者のオススメのやり方は「好きな決め台詞を集めること」です。

『納得』は全てに優先するぜッ!!

とか、

復讐するは我にあり

とか、

この戦いの向こうに答えはあるのか

とか、今まで生きてきた中で心に残った台詞やフレーズがあると思うんですよ。

もちろん実際に使う必要はありませんし、その台詞に合わせた生き方を徹底しろということでもありません。

大事なのはそういう印象に残った言葉を集めていくうちに、自分の「美学」がなんとなく見えてくる、という棚ぼた効果が期待できることです。

(「美学」がしっくりこないなら「人生哲学」や「自分軸」と言い換えても、ニュアンスとしては合ってます)

身も蓋もない言い方なんですが、履歴書の書き方や面接の受け方、ひいては就職活動全体において、確実に正解と言える行動はありません。

だからこそ自分に自信を持つこと、つまり『ブレないキャラ作り』が重要なんですが、自己否定気味になっている状態で自分に自信を持て、というのも土台無理な話じゃないですか。

だったらその土台を借りちゃおう、というのが上記の決め台詞集めなんですね。

もちろん借り物なだけあって最初は薄っぺらく、それこそ自分をごまかしているように感じることもあると思います。

それでもそのペラペラの毎日を積み重ねるよう行動し続けた人にはいつか必ず芯が通りますので、ぜひ試してみてください。

ひょっとしたらあなたの決め台詞は筆者と同じかもしれません・・・フフフ。

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