加齢とカレー
食べ物の好き嫌いがない。だいたいなんでも食べられる。食べたことがないものもあるので、これから先の人生で食べられないものが現れるかもしれない。
好きな食べ物はたくさんある。
寿司や焼肉やラーメンや餃子、焼鳥、パスタ、ハンバーグ、刺身……
いろいろあるが、最近よく食べるようになったのがカレーだ。住んでいる街においしいインドカレーの店を見つけてからよく食べるようになり、好きが高じてたまに自分でも作るようになった。
少し前まではラーメンを頻繁に食べていた。
インスタントはもちろん、ネットで評判のラーメン屋を調べてよく行ったりもした。しかし近年、ラーメンを食べたあと胃腸がおかしくなることが増え、じんわりと衰えを感じつつあった。ラーメンの場合、どうしてもスープまで飲んでしまい、それが40代の胃腸には良い行為ではないようだ。
その点、カレーはそのような胃腸不良が起きない。むしろ食べたあとに腸が喜んでいるような気がする。スパイスの効能だろうと思う。加齢によるカレーへの嗜好変化。
昨日もチキンと茄子のスパイスカレーを作って食べた。少し塩気が足りず若い味がしたので、残りは冷蔵庫で寝かせている。きっと今日はより美味しくなっているはずだ。
カレーも加齢によって熟して美味しくなる。
僕もそうありたい。
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