【ネタバレ注意】Mr.Children新曲「himawari(ひまわり)」の歌詞で「キミスイ(君の膵臓をたべたい)」の世界を味わう!(その1)
映画「君の膵臓をたべたい(キミスイ)」の主題歌であるMr.Childrenの「himawari(ひまわり)」の歌詞を原作と比べながら味わってみたいと思います。
曲も想像していた悲しい静かな曲ではなく、アルバム「REFLECTION」に収録されてそうな激しめの歌いやすい曲です(「Starting Over」とか)。こればかりは実際に聴いていただかないと伝わらない(笑)。
まずは1番。
優しさの死化粧で
笑ってるように見せてる
いきなり「死化粧」というきつい表現ですが、原作以上に「君」の人柄と死の衝撃を表してる気がしますね。
君の覚悟がわかりすぎるから
僕はそっと手を(振るだけ)
最後が「振るだけ」なのかはちょっと自信がないですが、短いフレーズに「僕」が葬式に出なかった気待ちや何やらが全て詰まってます。さすが桜井さん!
ありがとうもさよならも
僕らにはもういらない
ここは原作通りというか、納得のフレーズです。
全部嘘だよそう言って笑う
君をまだ期待してるから
「君」の部屋でのエピソードや病院で「僕」が詰め寄った時の彼女の反応など、原作との関係でニヤッとしたり、胸がつまるフレーズ。
いつも透き通るほど真っ直ぐに
明日へ漕ぎ出す君がいる
眩しくて綺麗で苦しくなる
「僕」が抱く「君」への憧れや切ない気持ち、「君」の屈託のない笑顔が浮かんでくる名フレーズです。曲もここが一番の盛り上がりどころ!
鼻がつーんとしてくるよ 涙
暗がりで咲いてるひまわり
嵐が去った後の陽だまり
ここでタイトルが出てくるんですね!
彼女の内面の苦しさとそれを見せない凜とした姿が「ひまわり」に託されてる気がします。
「嵐〜陽だまり」が二人のドタバタした関係の後の恋人ごっこを指すのか、「君」が去った後の「僕」の心中を指すのか、私にはどちらとも読めてしまいます。
そんな君に僕は恋してた
この歌詞にはちょっとビックリ!
原作を踏み出して「僕」にここまで言わせてしまってます(笑)。
映画でもこんな場面があるんでしょうか?
興味深々です。