見出し画像

お金のロードマップ58話 凡人がお金持ちになるための10の秘密vol.8 当たり前の基準は誰が決めているのか!?

前回のまとめですが、
①短期的な視点は自分のことしか考えられず、長期的な視点は人間関係を良好であり伸び続けることができる
②人間関係が良好であればお金は自然とやってくる
③円が縁をつなぐ
です。
資産形成も人間関係も長期的な視点から良好なものとなります。短期的でその場しのぎの発想からは何も生まれず、そこに血は通っていません。人生は一度きりですが、目先の利益や欲望に惑わされないようにしましょう。


当たり前の水準


自分はこの程度しかできない、自分の実力であればこの程度の仕事で十分だろう、というように必ず誰しも自分の尺度を持っています。
言い換えれば、当たり前の水準です。
これはほかでもなく自分が決めているものになります。他人にそう言われたから、周りの人のせいで、と言ってはみてもそれを受け入れ、その水準で生きていくと決めたのはあなた自信です。
当たり前の基準を低くするのも高くするのも自分次第です。
自分の基準を勝手に決めているということはチャンスが巡ってきても委縮してしまい、自らその機会を失うことになる可能性があります。
自分にグリップ(固定)されたセルフイメージは時として自分の行動や思考に制限をかけていることがあります。
人間は断定されてしまうとそこで思考をやめてしまう癖があります。しかもそれが苦しい選択や嫌な選択であればあるほど、それを良い言い訳にして思考をストップします。
結果的にできなかったとしても「どうすればできるのか」「もっと他に良い方法はないのか」と思考した経験値は残りますが、何もしなかった人では最後には手元に何も残りません。言い訳の仕方が上達するだけです。
例えば1,000万円を基準とするとお金持ちとそうでない人ではお金持ちは「自分は1,000万円よりもっとお金を稼げるはずだ」と考えますが、そうでない人は「自分なんかが1,000万円も稼げるはずがない」という思考回路になります。前者は1,000万円稼ぐために思考し、行動し続けますが、後者は現状に甘んじて何もしないことを選びます。
当たり前の基準とはセルフイメージが作りだす限界値です。
ではこの基準はどうのように上げていくのでしょうか。


当たり前を変えていくには


当たり前を変えるために大切なことは今いる現状を見直す必要があります。
仕事、つき合う人、生活レベルなどです。
仕事でいれば、仕事の時間帯や収入、内容など様々ですが、当たり前の基準をあげるには収入にフォーカスするともっと自分がもらえっていいと思える基準が明確にあがると思います。
つき合う人だとその人の状態で見るといいと思います。職場でつき合う人を決めてしまうとみな同じ状態であり、比較しにくいですが、自分が理想とする状態の人とつき合うようにすると自然と基準があがっていくと思います。
生活レベルという話をすると生活の質を上げると勘違いする方もいるかもしれませんが、無駄遣いや欲しいものを買いまくるということではなく、テレビやスマホを見ている時間を少なくする、コンビニに極力寄らない、晩酌を減らすなど生活の内容を変えるというものです。
実際の行動レベルや環境を高い基準まで引き上げる必要があります。
では具体的にどうするのか。本書では以下の2ステップを推奨しています。
①強くイメージする
②体験する
①理論的に考えるのではなく、ワクワクするような感情で考えましょう。今から行動し得られる未来が充実したものであるとイメージすることでワクワク感が沸いてきて、具体的な行動を取ることができます。人は未来に向かって行動します。未来にある予定に向けて今の自分の行動が決まってきます。ということは未来を書き換えるだけで今の自分が変わり始めます。
②①が完了したら実際に未来の自分が達成していたときに体験しているであろう事象を実際に体験してみることが大切です。理想を体感することでそこで味わう感動や臨場感に心を動かすことが大切であるということです。実際に高級ホテルに泊まるという事象が現実的に難しい場合はそのホテルでコーヒーを飲むだけでもその場の雰囲気を体感することができます。「この感動をもっと味わいたい」と願い、モチベーションがあがります。
 
この①と②はわたしがいつも教えをいただいている方も言っていて、説得力と納得感があります。そして行動し続けた先に理想の自分が徐々に見え始めます。
 
次回はお金がある・ないという発想について勉強していきましょう。
 

まとめ


①「当たり前」の基準はほかでもない自分が決めている
②「当たり前」の基準を上げるには強くイメージして、それを体験してみる
③仕事、つき合う人、生活レベルを見直そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?