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親に伝えたい「スポーツ推薦」について子供が思うこと。

最初の方は、僕の簡単な紹介のようなものです。どういう活動をして、どういう経緯だったのかを述べています。最後の方に自分の考えたことをまとめたものがあるので、そちらを読んでいただけるだけでも構いません。親だけでなく自分と同じような生徒にもぜひ読んでもらいたいです。

はじめに

自分は、中学生三年の男子で今年度から高校について本格的に考える時期になりました。
自分は、幼稚園児の頃から「サッカー」をしていて、今もなお続けています。小学生の頃は、仲間にも恵まれ楽しくプレイしてサッカーに取り組んでいました。中学生になり、同じチームだったメンバー3人と地元のクラブチームに加入し、他校のメンバーと切磋琢磨し技術を高めていきました。

学校生活

中学入学の時期は、丁度コロナによる休校が重なり思うようなスタートを切ることができませんでした。6月頃から学校もクラブの方も活動を再開し、徐々に学校生活という実感が湧いてきました。公立の学校なので小学校の頃の友人と近隣の学校のメンバーが集まってお互い仲良くしながら過ごしていきました。

部活動

中学校といえば「部活動」というキーワードだと思いますが、自分は、クラブチームに所属していたため参加できないのかな?と思っていましたが、サッカーに活かすという理由でコーチを説得し「陸上部」にも加入しました。

スポーツ推薦までの道のり

さてここからが本題です。自分は、横浜に住んでいますが、神奈川県では市町村関係なく1つの大会として神奈川のリーグ戦があります、4部制で上のチームは、関東リーグなどの上位のリーグに行きます。自分が加入した当初は、3年生が3人2年生が11人と、全体で1チーム作るのでギリギリのようなチームでしたが、自分らの代は、27名の加入によって一気に人数が増えました。人数が少なくチームもあまり強くなかったため自分のチームは4部に所属していました。U15.U14.U13のグループがあり、上の学年が少ない分1年生であった自分たちにも上のカテゴリーで試合に出場する機会がありました。コロナ禍によって昇降格がなかったもののブロックで優勝することができ、上のカテゴリーでも十分戦えました。

3年生になり全体で100人弱の大人数になりチーム数が多く出せるようになりました、しかし2年生のときにあと1勝のところで昇格というときに、引き分けてしまいます昇格を残してしまい、4部での試合になってしまいました。前期リーグでもあと勝ち点1足らずで昇格を逃してしまいました。

自分は、1.5軍みたいな感じで、思うように試合に出られませんでしたが、結果を残すことができまずまずという感じてした。

スポーツ推薦

しかし、そんな自分にスポーツ推薦のお話が来ました。チームでスポーツ推薦の話をもらってるのは、自分含め5人程度だったのにもかかわらず思うように試合に出ていない自分に声がかかりました。お話をかけてくれた高校は、東京の某大学附属高校で偏差値も60後半でした。自分の模試などの結果は、57程度だったのでかなり上の学校からお話をかけてもらい、当初は、ウキウキでした。親にも相談し色々考えているさなか、自分にとって最悪の出来事がおきます。怪我をしてしまいました、腰椎分離症といい3ヶ月以上下手すりゃ半年という大怪我です。5月の後半から痛みだし整骨院などに通ってたものの痛みが取れず6月の後半に病院に行き診断されました。第4腰椎と第5腰椎左右両方分離してしまっていて、スポーツは完全に禁止されました。サッカーや陸上を過度に行いハードワークによる結果です。「あーこれで推薦の話も消えてしまったな、本当に何してるんだろう」と、ひたすら考えました。

9月のある日、チームの監督から連絡があり、「今度、高校に行って先生と話してこい」と言われました。僕は、当然断られるんだと思っていました。指定された日時に高校に行き先生とお話をさせてもらいました。そこで言われたのは、まさかの言葉でした。「うちの高校は、あなたを欲しています。ぜひ、うちのチームでプレイしていただけませんか?」ありえない一言でした半年近くサッカーがまともにできない自分を欲してくれることに、感謝という気持ちと同時になぜ?と思う気持ちが溢れてきました。選手の方に学校を案内してもらい施設を見学させていただきました。私立ということもあり、設備がキレイで公立とは、比べ物にならないくらい、器具などがありました。


ここからが自分の考えです。

自分が考えたこと

"自分には、そんなに学力が高くないのに怪我をしている自分になぜ声をかけてくれるのか。たとえそのときに魅力を感じてくれたとしても、今は、失われてるかもしれないのに。でも、どうしていきたいという感情が来るのか?"

答えは、簡単でした。学校の頭がいいという[レッテル]がほしい、ある意味学校の[ブランド]がほしいと思っていたのです。自分の将来の夢は、プロプレイヤーでは、なく「スポーツドクター」「スポーツトレーナー」「栄養アドバイザー」いずれかのうちどれかになろうと考えています。その夢に向かって大学付属というのは、大きな利点であり、強みであります。ただ自分は、そんな思いが理由でスポーツ推薦を受け取ったって高校のためにもならないし、自分のためにもならないと感じました。第1にその学校でサッカーをしている自分は、見えましたが楽しんでやっているようには、感じずサッカーをすることを強要されていると感じてしまいました。そんな環境で自分が加入したとしても、なんの意味もないんじゃないかという結論に至りました。

じゃあ、あなたは、どこに行きたいのと誰もが感じると思います。自分は、最初に書いた通り陸上部にも加入していました。小学生の頃は、50m8.5秒で、遅い方の人間でした。しかし陸上部に惹かれ中1の秋までに7.1まで縮めて、中3となって怪我をする前では、6.3秒まで縮めることができました。サッカーは、走るスポーツです。今までは、パスという選択で中盤でプレイした自分は、ポジョンがサイドになり、走るサッカーをするようになりました。

今の自分があるのは、陸上部に入ったおかげであり、つらい期間を乗り越えられたのは、仲間と顧問の先生のお陰でした。その先生は、サッカーに活かすなら「短距離でも長距離でも走れるように」と、特別メニューを組んでくれました。しかし、その先生は、2年に進級すると同時に異動になりました。その行き先が高校です。簡単な話では、ありません。学力も推薦をかけてくれた高校には、劣りますが、自分からするとかなり高いです。しかもその高校のサッカー部の顧問には、前高校の黄金期とも言われる時代を作り上げた人で、その学校にかなり興味を惹かれました。

サッカーをやり陸上部の先生にコツを聞いたりして行きたいと思ってます。プロにならないなら、別にその学校行く意味ないじゃんとも思われるかもしれません。でも経験が全てだと思ってます。強い学校で強い選手と、いい先生方に色々学びたいと思ってます。

大きく考えたこと

最後にまとめます、             「本当に自分がやりたいことは、何なのか」「行きたいと思う自分は、いるのか」   「自分を惹きつけるものは、あるか」    「自分は、どういう経験をしたいのか」  「チャレンジだけじゃない」       

当然周りからの意見があるも思います。今回の判断は、怪我という影響が自分の中でかなりあったと思います。怪我をしていなければ、別の回答になってたかもしれません。でも、この判断をして間違ったとは、思いません。たとえ受験をせずに、いい環境に招待されようとも、自分の意見をしっかり聞くことが大切だと思います。上に書いた5つ以外にもたくさんの考えがあります。人間は、皆違う感情を持っていると思います。でも、一度自分自身に問いかけるということは、必ずするべき行為だと思います。親にどうこう言われる前に「自分」の考えを明確にする必要があると思います。親には、直接聞かれたくないことは、今回自分は、クラブの監督に相談したり、一人で、ノートに書いて整理したりしました。アドバイスという行為は、とても大切です、教えに似ているけど違います、自分で考えを導き出す必要があると思います。ぜひ、実行して欲しいです。

書いてる内容的にスポーツ推薦を否定してるように見えるかもしれませんが、スポーツ推薦を得た選手は、その実力を認められているわけであって、決してずるだとか思うことは、ありません。素晴らしいことだと思っています。



おわりに

自分の意見を読んでいただきありがとうございます。親だけでなく、僕と同じような生徒からの意見が頂けるとありがたいです。

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