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昭和のカフェにいた夢

EVの報道車が地下駐車場に入っていく様子を見ながらTV局のような建物を訪ねた。
建物内は、時が止まったような様子で西部警察の頃の雰囲気を醸し出している。

気づくと、こちらも時代が止まった純喫茶のようなところに座っていた。
しかも、コーヒーが置かれ、右手にはトースト、左手にはカットしたレタスをつまんでいたのだ。
能焼きと書かれた松風焼のような食べ物がメニューにあって、勝新太郎風のマスターに注文した。

そんなもん置いてねえよ

ぶっきらぼうに返してくる。
思わずここに書いてあるじゃないですか、と言おうとしたら見たことのない大物女優風の客がさえぎり、

生野菜手づかみで食べてる人、昔いたわよね?わ

こちらを制止しながら、勝新風のマスターに言うと

ああショーケンか。

と返した。
同時にマスターは、

今度用意しといてやる。嫁さんと子ども連れてもう一度来な。

睨み付けられるようにこちらへ言ってきた。
なんで家族いるの知ってるんだと思ったところで目が覚める。

昨日は、早い時間に寝付いてしまった。
寝た時間も長ければ、夢も長い。

そう言えばマスターは違えど、似たようなロケーションの喫茶店が昔あった。
今は再開発で広々とした公園になっている。


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