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フルコミ営業マンの日記 ♯11限界集落の実家


久しぶりに実家にきてます。小学1年までと高校3年間私はここに住んでました。集落の人口がこの10年で4割減り、今はわずか100人とのことで、
完全に限界集落です。若者の移住を促進とのことですが現実はそううまくはいかないようで。
広報冊子に目を通しましたが、若者が数人。この集落にとっては若いというだけでも相当な価値なのだと思います。
しかし若干厄介なのが、年配の方の移住というパターン。表現悪かったらすみませんが、希望に満ちて田舎暮らしという感じではなく、もともとのコミュニティ、生活圏ではそれほどうまくいっていなかったのかなぁ、という方の確率が高いようです。
実家の向かえの家も、幼い頃住んでいた家族はとっくに街中に引っ越し、移住してきたのは親族関係0の老人でした。もちろん私は一度も話をしたことはありませんが、そうこうしているうちにその方も亡くなり、身内がいないということでその方の車がもう5年くらい?放置されています。
町内会長の父親いわく、移住者がいないと今後集落は厳しいだろうとのことです。
こうなってくると行政の除雪作業も行き届かず、幼い頃貫通していた小さいトンネルは雪で封鎖。つまり集落は袋小路状態になっています。
ここでの生活に幸せってあるのかな、どうしても不思議に思ってしまうのですが、そういった罵倒じみた事をこれまで散々両親に言ってきたように思うので、今日はそういったことは一切言わず。「田舎暮らしはどーお?」とだけ近況を聞きました。「悠々自適」という両親の答えがなんとなく苦し紛れに聞こえた平日の昼下がりでした。
暗い内容ですみませんでした。

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