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ISUZABU デザイナーインタビュー #2

椅子専用座布団ISUZABU (イスザブ )を発売したのは、2019年12月。企画自体はその年の4月から動いていました。その4月から発売までの7ヶ月は本当にあっという間でした。先日イスザブ を扱っていただいているアシストオンさんより、デザイナーである弊社社長へのインタビューがありました。せっかくなのでここでも紹介させていただきます。

どんな思いから始まった企画なのか。私たちジスクリエーション はどんな風にこの企画を形にしていったのか。少しでもお伝えできればと思います。

ISUZABU デザイナーインタビュー#1 (前回の記事はこちら)

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最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください。

初期のサンプルは全面に入れた芯材のせいで、椅子の上で曲がらず、ピンっとなってしまいうまく椅子にフィットしませんでした。

座姿勢を支えると考えたときに、背筋を立ててONの姿勢にした場合にどうしても背中の後ろに空間ができてしまい、その空間を埋めて、背骨の湾曲を保つためにでっぱりがひつようなのですがどのような形状や構造、反発性で支えればよいかに苦労しました。

ONモードの際に折り曲げて使用する部分は、中芯を使用をやめて、綿わたのみで厚みをもたせて柔らかさと安定感を出しました。

またステッチを入れることで折り曲げやすくなり、可動できるようにしました。

初期のサンプルは全面に入れた芯材のせいで、椅子の上で曲がらず、ピンっとなってしまいうまく椅子にフィットしませんでした。

座布団ということを意識しすぎて厚みがありすぎたんです。

そのへんの調整を何度も何度も製造現場で繰り返し調整し、ようやく最適な厚みと高さが解り、出来上がったんです。

かといって座面と背当てに分割したのでは、折り曲げやすくなっても、この商品を着想したときの心地よさがなくなってしまう。

また座面が厚くなりすぎると、背の高いかたはいいのですが女性や背の低い方が使用すると、足が浮いてしまい、安定しなくなってしまうことがわかりました。

そのへんの調整を何度も何度も製造現場で繰り返し調整し、ようやく最適な厚みと高さが解り、出来上がったんです。

なので「ISUZABU(イスザブ)」の中材は表と裏でがあって巻綿の積層の厚みが違うんです。

カバーにもこだわり、曲げてもシワが出にくいように、屈曲部にはステッチが何本も走ってます。

また凛とした精緻な雰囲気を出すために角の直角にこだわってます。
ぶ厚い8合帆布を使用しているので、曲がらないため角出しが大変難しいんですが、角をきちっと整えて縫製しています。

固定しなくても、置いてすぐに使えるようにと配慮しており防滑性能が高い滑り止め生地を使用しました。椅子に置くだけで滑りにくくなっています。

毎日の生活でに見た目だけじゃなくて、使い心地も違和感なく馴染むようなつくりになるよう、ちょっとしたことにも見た目と使い心地を両立させたデザインを施して、今のイスザブ の形となりました。

そしてそれは当然私たちだけでできることではなく、

そういった、私たちのこだわりを汲み取っていただき、度重なる修正にこたえ、形にしてくださった、座布団職人の皆さまや、縫製工場の皆さんのおかげで、ひとつのチームとしてこのイスザブ を作り上げることができました。

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