オーガニックコットンって何がいいの?
Jzyss letter vol.17
こんにちは。
ジスクリエーション 竹中です。
先週からご案内している「MEGUMIネイチャーメイド 」。
ジスクリエーションの理念や思想がより伝わるよう
リブランディングを行いました。
今回はMEGUMIネイチャーメイドの側生地に注目。
オーガニックコットンを使っているのですが、
オーガニックって深堀すると
価値観が変わるぐらい、いろんな想いが込められているんです!
そこで、わかるようでわからない“オーガニックコットン”について
2週にわたってお伝えしたいと思います。
今回のピックアップ商品 【 MEGUMI ネイチャーメイド 】
MEGUMIネイチャーメイドシリーズは、誰でも気持ちよく使えるベーシックな枕。
枕の側生地全体に、GOTS認証を取得したオーガニックコットン生地を使用、中材には、トウモロコシの収穫時に出る廃棄物(葉や茎など)をバイオ処理してできた、地球に優しい特殊ポリエステル粒綿ビオレックス。そして、新たにウールノップス(ウールを粒状にした中材)がシリーズに加わります。
地球にもあなたにも優しい、それがMEGUMIネイチャーメイドシリーズです。
現在発売中のS/R/Lに加えて、家族みんなが心地よく使える様々な形状の枕が今後ラインナップに加わります。(詳細については別途内容確定次第ご連絡します)
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今月のトピックス
1. 家族で使える、安心安全で一番ベーシックな枕 【3/10配信】
2. オーガニックコットンって何がいいの? 【3/16配信】←今週はこちら
3. 小さな第一歩、地球にも人にも優しい枕 【3/23配信】
4. どんな人に進めたい?新たに登場 2種類のMEGUMI 【3/30配信】
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モノ選びの自分ルール
みなさんは買い物をするとき、何を意識してますか?
例えば、毎日使う「シャンプー」。パッと浮かぶものってなんでしょう?
わたしはこれまで、ボトルの表面に書いてある髪質タイプと
称号(クチコミ評価)を意識して選んでいました。
特に「@コスメベストコスメアワード」と書かれている商品には弱く、
それだけで “良いもの”と判断。
しかし、元美容師の後輩から衝撃的な事実を聞かされたのです。
「市販のシャンプーって食器用洗剤で髪を洗うのと同じくらいダメージうけるんですよ。髪質タイプだけじゃなく、ちゃんと成分表示もみないと、髪も頭皮も死にますよ」
「え?! 私の頭皮死ぬの…...嘘でしょ。」
私は敏感肌×乾燥しやすい髪質。刺激が強い成分は、たとえ髪がサラサラになったしても、それは一時的なもので、使い続けると頭皮トラブルが起きることを知ったのです。
それから私のモノ選びのルールが180度変わりました。
自分にとって、安心して使えるモノなのか、あっているものなのか、
ちゃんと見極めてからモノを選ぶように。
いままでスルーしていたボトルの裏面に書かれている原材料を見て選んだシャンプーは、強い洗浄成分を使わず、自然由来の原料を使った、
刺激の少ないオーガニックシャンプー。
ちなみに、髪はちゃんとサラサラです。
「オーガニック」のイメージ
毎日使うものだから地球に優しく、安心・安全なものを使いたい
MEGUMIネイチャーメイドのコンセプトです。
地球に優しく?と言われると、壮大すぎてピンときませんが、
環境を破壊するような原料や染料を使用せず、丁寧に生産された素材を使って、
作られた枕なんです。
今回注目したいのが「枕の側生地」
MEGUMIネイチャーメイドは
側地全体にオーガニックコットンを使用しています。
「オーガニック」って聞くと、どんなイメージですか?
オーガニックコットンにオーガニックフード、オーガニックコスメ。
私は、オーガニック◯◯と名付けられたものを見ると、
“体や肌に優しい”ものなんだなって感じます。
だけど、そもそもオーガニックってどう体や肌に優しいのか?
なーんてことを聞かれると、ぼんやりとしたイメージはあっても
具体的に答えられる方は、少ないのではないでしょうか?
ちなみに私は、恥ずかしい話、最近までオーガニックについて知ったかぶっていました。
そこで、オーガニックコットンの正しい知識を知るために
通常のコットンとオーガニックコットンについて比べてみました。
栽培方法が大きく異なる。コットンとオーガニックコットン
通常のコットンとオーガニックコットン。
綿花を収穫するまでの工程に大きな違いがあります。
この表は、綿花を育てて収穫するまでの工程を一覧にしたものです。
表から分かるように、
通常のコットンは栽培までの全ての工程で農薬や化学肥料が使われ、
薬品漬けの状態で綿花の栽培が行われます。
一方オーガニックコットンは、
2〜3年以上、農薬や化学肥料を使っていない土壌で、
一切の農薬や化学肥料を使用しないで綿花の栽培が行われます。
しかし、通常のコットンとオーガニックコットン、
収穫した綿花については 両方ともほとんど農薬が残っていないんです!
科学的なテストをしても
オーガニックコットンかどうかを判別することは不可能 と言われています。
他人事ではない、コットン農家の実態
残留農薬に違いがなければ、別に農薬や化学肥料を使ったコットンでもいいのでは?
と思いませんか?栽培された綿花だけを見るとそう思うかもしれません。
でも、その綿花を育てる生産者にとっては全く別の話です。
大量に農薬を使用することは命に関わるほど危険なこと。
毎年7千7百万人もの綿花労働者が農薬の中毒で苦しんでいます。
日給75円。
13歳の少女が農薬にまみれながら、
コットン畑で働いて得た1日の賃金が、この75円です。
コットン畑で働くこの13歳の少女は5才からコットン畑で働き、
農薬の影響で体が弱り、手を強く握ることすらできなくなっています。
(さらに詳しいコットン農家における児童労働の実態を知りたい方はこちらをご覧ください)
▷http://acejapan.org/cotton/childlabour
この13歳の少女と同じように、
多くのコットン生産者が防護服やマスクを使うことなく、
化学肥料や殺虫剤を使っているため、
めまいや倦怠感、吐き気、口内の麻痺といった健康被害 が出ているのです。
コットン生産量世界第2位のインドでは、
安く大量に生産するために化学肥料や殺虫剤を大量に使って栽培し、
健康被害と環境汚染が深刻化しています。
また、コットンが安価で取引されることで、
貧困による児童労働問題も、親の借金を返すため、家計を助けるため、
幼い子どもが劣悪な環境の中過酷な労働を強いられています。
私たちの知らないところで誰かが健康被害を被っている、
それがコットン栽培の実態です。
情報に踊らされないために、気をつけること
オーガニックコットンは、化学肥料や農薬を使わずに栽培された「綿花」です。
通常のコットン栽培とは違い、環境や生産者に対して優しい方法で作られているため、
・有害物質が土壌に浸透しない → 環境に負荷がかからない
・農薬中毒に悩まされない → 生産者の健康被害がなくなる
・綿花の取引が安価ではなく公正な価格で取引→生産者の生活環境が守られる
マイナスな影響を最小限に抑えることができます。
つまり、オーガニックコットンが優しいとされる理由は、
肌触りなどの品質だけではなく、環境と生産者を守ることができるからなのです。
私はこの事実を知ったとき驚きでした。
今まで「オーガニックコットンを使用」と書かれていると、
自分(使う人)に対して“体や肌に優しい”というイメージを抱いていましたが、
そこには「綿花を作っている人や環境にも優しい」という意味も含まれていたのです。
私のシャンプー話ではありませんが、間違った知識や正しい情報を知らないまま
モノを選ぶと、時に自分にマイナスな影響が及んだり、環境を汚していたりと、
知らず知らずのうちに負の連鎖に巻き込まれていることがあります。
“商品を選ぶことでどんなメリットがあるのか” “それはどんなメリットなのか”
それをちゃんと理解してからモノを選ぶ 。
これが、モノを選ぶ上で重要なポイントになってくるのではないのかなと思います。
今回、MEGUMIも興味を持ってもらうことも、ただ心地いい枕ではなく、
MEGUMIを使うことで、遠く離れた綿花生産者にも幸せの連鎖が届く枕であることを認識してもらえたら嬉しいです。
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営業 安達・竹中宛