言わないでほしかった
小学校高学年の頃、毎日のように同じクラスの仲間10名くらいとドロケイをやっていた。
一般的にドロケイは公園や学校くらいの広さの規模でやるものだったが、僕らがそのころハマっていたのは三原三丁目という町内全体で行うものだった。三原三丁目は基本的には住宅街だが雑木林に隣接しており隠れる場所はたくさんあった。エリアが広いため警察側は自転車に乗ってもいいというルールがあり、自転車を漕ぐ担当と最終的に走って泥棒を追う担当に分かれるため2人乗りが当たり前だった。遠くへ行きすぎたり、車通り