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言葉と出逢う

何気なく読んでいた本の中に、これまでの価値観をがらっと変えてしまう、勢いのある個所がある。
本を読む私で良かったと思うのは、そんな時。

本に教えられたことはたくさんある。
テレビや動画にも、もちろん素晴らしいものはあるが、本の中にある素晴らしさは、それとはなんとなく違っていて、余白があるとでも言うのだろうか。
綴られる文章を読んだあと、本を置いて、しばし考えたりすることができる。自分の中に、作者の言葉を落とし込むための時間とでも言おうか。
それぞれの人にあった時間の流れで、心の深い部分にしまっておこうとする。
その余韻に浸る。


今日はまさにそれを体験した。
自分の考えは、随分と狭いところで、ぐるぐると回っていたことに気が付いた。
もっと大きくていいのだ。
世間の常識というものは、知らない間に随分染みついてしまっているようだ。
もっと自由に、広い視野で、誰もやった事がなくったって……。
そんな気持ちを持たせてくれた。

誰もやった事がない、なんて言っても、実はもうやっている人がいて、ただ世間で広がりを見せてないだけかもしれない。


私というものが、とてもちっぽけな存在であることを充分に分かったうえで、それでもなんだか足掻いてみたいと思ってしまうのは、「生き生きとしていること自体が、まわりの人の生きがいを支えることもある」という言葉に、今日出逢ったから。
大きな世界から見ると、ちっぽけな存在に感じたとしても、ある場所では、とてもとても大きくて大切な存在。
いま生きている人はみんな、そうなんだと思う。
そんな場所があると思う。


私はこんな事しかできないように思うけど、生き生きとしていることを頑張る、という人生だって、案外いいんじゃない?ってそう思った。


読みたい本を10冊も抱えて、トホホとは感じても、今日も楽しく過ごしていく。


こんな私の活きのいい様が、どこかの誰かに伝染しますように!





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