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人的資本経営における組織体制強化のための社内コミュニケーション【報・連・相】

報告・連絡・相談の重要性
コミュニケーションの基本となる報・連・相について考えてみましょう。コミュニケーション、報・連・相なんて、いまさら・・・という方も多くおられると思います。
さて、では皆さんは、報告・連絡・相談それぞれをきちんと説明してください。といわれて知らない人が理解できるよう説明できるでしょうか・・・
少し頭の中で説明をしてみてください。
・・・・・・・・・・
いかがでしょうか。うまく説明でたでしょうか・・・
普段、普通に使っている報告・連絡・相談を改めて説明しようとすると、意外にむつかしいのではないでしょうか・・・
ここから解説する報告・連絡・相談は、辞書などに書かれているものとは異なります。社内コミュニケーションを円滑に進めるために、私が咀嚼した内容になります。
それでは、まずは報告から説明します。
報告とは、上司から指示されたことを完了した際に完了したことを告げる。または、長い期間を用ずる場合は、途中経過などを告げる活動のことをいいます。無事に完了できない場合は、その旨を告げることです。
ここまでは、近い内容で考えられた方も多かったのではないでしょうか。
報告は、もうひとつ大切なことがあります。
では上司から部下には報告はないのでしょうか・・・
上司から部下への報告もあるんです。
例えば、部内やチームで、今後の取り組みを検討していて、内容によっては、部の責任者が、その上司に相談した後に決定できることなどもあります。
そういった場合は、部の責任者は、上司に確認した結果を、部下や部内の社員に報告する必要があります。
ですので、報告は、部下が上司にすることのみではなく、上司も部下に報告すべきことがあるということを知っておくことが大切です。
次に連絡です。
連絡は、便利な言葉で、うまく説明できた方は少ないんではないでしょうか。
連絡は、ある事柄があった場合に、この事柄の情報を、知っておけば役立つであろうと考えられる人に、その事項を伝えることをいいます。
連絡の具体的なケース事例として、私たちの会社で連絡が効果的に活かせた例をご紹介します。
私が、研修の仕事の際に、受講者の皆さんに習得していただきたいことを、効果的に伝えられる演習をしました。そのことを研修の仕事をしている社員に伝えました。その社員は、これと全く同じ研修をするケースはありませんが、そういった演習があることを知ったことで、別の研修でも、それをヒントに効果的な演習ができました。「あの時、あのことを教えてくれてありがとう。」とお礼を言われました。
このように、直接的に相手に役立つがどうかわからなくても、「知っていると役立つんじゃない?」とか「役立つかどうかは分からないけれども伝えておこうかな・・・」ということがあれば伝える。それが連絡です。
私は、連絡は会社の中の社内コミュニケーションにおいては重要性が高いものと考えています。
そして、最後に相談です。相談は、みなさんの中ではわかりやすい説明ができたんではないでしょうか。
相談とは、困っていることや問題を解決するために、他人にと話し合ったり意見を聞くことです。
相談は分かりやすいと思います。
このように報告・連絡・相談の意味を正確に理解しておくと、社内コミュニケーションが円滑に、そして深められることを実感いただけた方も多いと思います。
報告・連絡・相談は、人的資本経営の中でも、社員同士の意思疎通を深めたり、意識共有、共感することで強いチーム・組織を作るために重要な要素になります。

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