異次元緩和終焉の影響

株式、為替、債券(金利)、金、原油等、様々なマーケットがありますが、その中でもやはり、株式、為替、債券はマーケットの規模や取引量から最重要と位置付け出来る資産です。

この3つの資産は影響を与え合い、一定の相関関係にあります。

異次元緩和のもと、日本は相対的に低い金利であった為、調達通貨として世界のマーケットに流動性を供給し続けてきました。

それは円キャリートレードと呼ばれ、
円を調達(借入)→円売却
→外貨買い→外貨で運用とい形態です。

円/米ドルを例にすると、
安い円金利で調達し、米ドルに転換し高い米ドル金利で運用する、とう取引になります。

この取引により、為替は長く円安を継続しているわけですが、皆様ご承知の通り、異次元緩和は終焉を迎えようとしています。

当たり前ですが、約10年にも及び低い金利を実現してきたのは日銀の金融政策です。

その金融政策が10年振りに変化を始めています。

株式、為替、債券(金利)の資産の中で、唯一中央銀行が人為的に直接操作が可能で実行出来るのが金利を対象にした政策です。

また、影響し合う3つの資産の動きにスタートがあるとして、そのボタンを人の判断で押すことが出来るのも金利だけです。

世界の金融市場に資金を供給し続けてきた日銀マネーの動きが変化しようとしています。

マーケットはその変化を緩やかに消化出来るのでしょうか。

私はどうしても身構えずにはいられません。

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