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はじめまして、ホラー映画好きです。

はじめに


人は人生のうちにいったい何本の映画を観るのでしょうか?

日本人が映画館で鑑賞する回数は、年間平均で1,2回程度と言われています。
1度も映画館に行かない人は、年間で約8000万人程らしいです。

もちろん人間の趣味は映画鑑賞だけではないので、スポーツや読書、カフェ巡りや釣りなど多岐に渡りますよね。

ではそんな中なぜ自分は映画、特に”ホラー映画”に魅了され、必死になって毎日2,3時間も画面に張り付いているのでしょう。

刺激が欲しくて拗らせていた人生

自己紹介を兼ねてなぜ私がホラー映画を見漁っているのか考えてみました。

大学2年生の夏だか秋ぐらい、私は徐々に大学に行くことが億劫になっていました。

大好きだったはずの英語の勉強に将来性を感じなくなったとか、大学の人間関係が面倒になったとか理由を出そうと思えばいくらでも思いつくのですが
ひとえに”刺激がなかった”のだと思います。

高校性の時にはじめて行ったオーストラリア。
毎日、いつ何時でも聞こえてくる英語の心地よさ。

そんなものに魅了されていた毎日でしたが、大学に入り明確な目標も留学に行く予定もなかった私には日常が只々つまらなかったのでしょう。

そんな私が意図せず日々触れ合っていたものが”ホラー映画”でした。

ホラーは私に非日常を与えてくれるし、毎日違った景色と高揚感を感じさせてくれる、ストレス解消という意味でも一種の”薬”だった気がします。

見たことないものが”そこ”にはあった

気が付いたら傍にいつもあったものがホラーという要素でした。

大学に行かなくなってアルバイトと家を往復する毎日の中でも
深夜になったら部屋を暗くして、お菓子片手にiPadで映画を見ることが楽しみになっておりました。

何もしてない怠惰な日々でも、”ホラーが得意な自分”だったり”誰も知らない作品を見つけた瞬間”をエサ(糧)にしながら自我を保っておりました。

サブカルチャーの一つでもあるホラーは、正しい人生のレールから外れた自分に与えられた”最後の砦”だったのかもしれませんね。

ホラーのカテゴリは広い

ホラーと一言に行ってもその意味は多々あるようです。

私の指すホラーは
「グロ」「スリラー」「オカルト」「心霊」「都市伝説」等々
つまり”恐怖”を感じさえすればなんでもいいようです。

幸か不幸か幼少期に父の観ていた「ムカデ人間」というグロ映画をチラ見したせいでグロ耐性は人よりもあるみたいで、
功を奏して(?)大学を中退したのちに興味を持ったのは「特殊メイク・特殊造形」という世界でした。

本物そっくりに切り傷を造ったり、ゾンビメイクを施したり、老婆に変身させてみたり、芸能人の頭部をそっくりそのまま粘土で再現してみたり。

グロへの探求心が高かったのか、そういう作品を観すぎたせいなのか
理由は定かではないにしろ誰よりもリアルに忠実な”グロテスク”を生み出せていたと思います。

現在のお仕事に繋がる技術ではなかったのですが、”刺激”という点では毎日得るものが多かったのかもしれませんね。

ホラー好き、なのに苦手でもある

こんなにホラーが大好物と示唆しておいて今更ですが、お化け屋敷や心霊スポット、廃墟、ダークウェブ系の類は大の苦手です。

”フェイク”というものに意味があるんですよね。

極端に言うと「本物の死体」を見ることには抵抗があるが「死後写真」※1は大丈夫ですし、
「心霊スポット巡り」は怖くて無理だけど、「心霊ドキュメンタリー」※2なら意気揚々と鑑賞できるといった違いです。

自分が実際に体験するのか、他人が体験したことを又聞きするかの違いなのですが、「ジェットコースターに自分が乗る」のと「VRで臨場感を体験する」ぐらい恐怖度が下がるの、で一般の人間が持つホラー耐性と何ら変わらんのではないかと自己主張させてください。

それで言うと、”フェイク”にこだわっているのは
「人間の想像力に限界がないという期待」でもあり、裏側にいる「技術者」の存在がいかに作品へ影響を与えているのかを身をもって知っているからかもしれません。

※1‥ヨーロッパの文化で、正式名称はポストモーテム・フォトグラフィ。死んだ人間を生きているかのように撮影した写真のことを指す。

※2‥一般から寄せられた心霊写真や動画の内容を、ディレクターなどが取材、調査するという形態のホラージャンル。

ホラーを見た後の世界

全体的な話を呼んでいただいて気が付いたと思いますが、私はホラーという概念が好きなんですよね。

ホラー映画も好きですし、ホラーYouTubeや都市伝説、本など媒体は何でもよかったりする。

そんな中で”映画”が一番好きなのは先ほども説明した通り、
”作り手の情熱”が見えるから”という点でしょうね。

大の大人が必死になって見えないモノと戦っている、恐怖を手の上で転がそうとしているということにロマンや子供心を感じてしまいます。

無事就職し社会の歯車となった今、常日頃どこかに希望と好奇心、想像力を忘れないという”刺激”が私にとって最重要となるのですね。

ホラー映画を見た後、世界がリセットされ明日からも頑張ろう!と思えるのは恐らく子供心に戻っているからなのかな?と考えます。

最初の話に戻りましょう。

人は人生のうちにいったい何本の映画を観るのでしょうか?

この問いに今答えることはできません。

ですがホラー映画という作品が世に出続けるかぎり、私はそれを見尽くしていきたいと心に情熱を持っています。

それが理由で1日1本映画を観る!というペースになっているのですが、勘違いして欲しくないのは
映画は量より質です。

私の場合見たい作品と映画の優先度が高いからこうなっているだけで、決してマウントを取るつもりはこれ微塵もございません。

出来れば無知な私にいろいろと教えていただきたいくらいです・・・

今後はこのNoteを通してジャンルレスに映画の知識をつけていきたいですし、私もできる限り発信できればと思います。

こんな私ですが、今後ともお気軽にお付き合いいただきたいなと思います。

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