思春期＆反抗期兄と妹

思春期＆反抗期真っただなかの中３の兄ちゃんと5年生の妹。
かれこれ２年ほどろくに口をきいていない。

妹が無邪気に話しかけても無視。
何か言えば一触即発の空気を察した妹は
今ではもうほとんど話しかけることはしない。
ある日、食事の時に兄ちゃんが珍しく会話に入ってきて、妹は嬉しさのあまり
上がりそうなテンションをこらえながら、このチャンスを逃さんとばかりに会話をつなげ盛り上げ、兄ちゃんに話しかけるも、また無視されてしまった。そして、しょんぼりしていた。

情けない話、私は兄ちゃんの冷たい態度に対してどうするべきか分からない。
娘をぎゅーっと抱きしめて「兄ちゃんさ、反抗期っていって、むしゃくしゃしちゃう時期なんだよね」と言うのが精いっぱい。申し訳なく思う。

最近、兄ちゃんの荒れ方がひどく本当に手を焼いている。
反抗期のピークなのか、まだまだ上昇中なのか…。
常に私のメンタルが渦巻き、揺らぎ、ものすごくキツイ。
でも、本人はもっと渦巻いていてしんどい思いをしているんだろうな。
とにかく今、私の頭は兄ちゃんの対応で頭がいっぱいで、しんどい毎日を送っている。

でも、娘の感情も大切に扱わなければと考えていたある日、何んとなくの
会話の流れで娘に聞いてみた。
「またさー、兄ちゃんとしゃべったりしたいなーって思う？」
「うん、面白いし…しゃべりたいとは思うけど…今は…回復待ちかな。兄ちゃんのこと嫌いじゃないし」
「そっか…」と溢れそうな涙をこらえて返事をするのが精いっぱいだった。
私ら親よりもずっと兄ちゃんのことを理解して、待っている。
こんな状況でも、いつもの兄ちゃんが戻ってくるはず。と信じて待っている。
自分も学校や部活、クラブの事で悩みもたくさん抱えているのに。
すごいな。
私は、息子を信じるための根拠探しに精を出す毎日だった。
根拠は必要なかった。
明るく楽しくおしゃべりが止まらない。そんな息子を私も知っている。
そんな兄ちゃんが戻ってくることを娘と夫と楽しみにひたすら待つ！
娘との会話でそんな学びがありました。

先日、私が出かけている時、兄ちゃんに
「鍵かけといて」
「うん、わかった」
と話をしたよ。と娘が嬉しそうに教えてくれた。

#子どもに教えられたこと