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3歳と今日は何して過ごそうか ~マガジン 年少さんのおうち時間 を始めた理由~

「今日何しよう」

当時、毎日それを考えることに疲れきっていた。

2年前の夏のことだ。
年少さんだった長男が不登園になり、
それまで保育園で過ごしていた
平日9時~17時を家で過ごすことになった。

不登園について対応する必要もあったが、
まずは長男のメンタルケアが最優先。

といっても、
病院に通うとかセラピーを受けるとか、
そういうことではない。

「家でゆっくり過ごす。」

というのが、
先生たちと話し合った当面の対応だった。


そうなると、次に問題になるのは
「何をして過ごすか」だ。

保育園に行っていると、
一緒に過ごすのは平日の朝晩と土日のみ。
その少ない時間でさえ
何をして遊ぼうかと頭を抱えるのに、
唐突に毎日。

しかも、夫は仕事へ行くので当然ワンオペ。

三食食べさせ、
洗濯や掃除もしなければならない。

生活を成り立たせながら
3歳児と一緒に過ごすというのは
私にとって降って湧いた試練だった。


様々な理由から
TVは夕方6時解禁という約束になった。

加えて、
当時はまだ文字を読むことができなかったので、
ひとりで読書やドリルに取り組むこともできない。

そうなると、
ひとりで遊べる道具を与えるか、
一緒にできる活動をするしかなかったのだが、
そこで、
「なにが出来るかわからない」という問題に直面した。

私は子どもの発達については専門外だし、
子育ては彼が初めてだった。
だから、3歳児と言うのが
一体なにが出来てなにが出来ないのか、
どんなことを経験してほしいのか、
という知見は一切持ち合わせていない。

保育園で
「今日はこんなことをしたんですよ」と聞いて、
「へー、すごい。そんなことできるんだ」と
他人事のように感心していただけの母親だ。

例えばお絵かきひとつ取っても、
線からはみ出さずに塗れるかどうか。
丸を描けるかどうか。

もちろん個人差はあるけれど、
一般的な発達としてまだ難しいこともある。
が、私にはそれを判別する手段がなかった。

だから、
とにかく思いついたことを
手あたり次第に試していった。

実際やってみると、
まだできないこともあったし、
想定していた以上によくできることもあった。


その記録を、残しておきたい。

スマホの写真を見れば
「あんなことしたな」
「こんなこともしたな」と
振り返ることができるけれど、
その時のささやかなストーリーは
どんどん記憶から薄れていく。

濃密に過ごした不登園の期間の中で、
長男と一緒にやって
楽しかったこと。
うまくいかなかったこと。
それを、記事として残していきたい。

そう思って、マガジンを始めた。

あの夏の私のがんばりを形にするために。

そして、
同じように困っている
誰かの助けになることを願って。

- - -

ゆったりペースではありますが、
年少さんの記録が終わるまで、更新は続きます。

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