チームビルディングとは?社会の課題に挑む困難さを知る。同志が集まる過程。ようこそ!一新塾へ⑩
私含めて三人のプロジェクトチームが発足しました。なんとも言えないこれまで味わった事のないチーム編成の高揚感です。会社の課題や目標に向かって
一枚岩になる組織、チームではありません。なんでしょうか。この感覚。とても不思議な感覚でした。志に共感して集まり、その志をどういう方法で形にして
いけるか。ボランティアマネジメントのスタートであり、原点です。そのスタートでさらにお互いの志を理解しあい、深めていくことがチームビルディングに
不可欠だという事も知りました。そしてここに「ビジョン」と「ミッション」を
立てて いく。
ビジネススクールから指示された通りに進めていこうと当初から考えていました。ここで産業カウンセラー養成講座の学びが生きてきます。準拠枠を外して
物事を見るということです。これまで自分が歩んできた成功事例や成功体験を捨てるためです。そこに囚われていると新しい自分と出会えなくなる事を体得した
からです。思い込み、決めつけを全てぬぐい去るのは本当に難しいと思っています。俗世間にまみれて生きる限り、俗世間の考えに取り憑かれるのは当たり前で
す。でも一定時間だけはその準拠枠を外すことを養成講座で体得したのです。それと会社以外の人とも気楽に、気持ちを無にして話すことも長い期間の
養成講座で体得していました。それも楽しめるぐらいに。以前は仕事以外の人、利害関係のない人と話すのは実は苦痛でした。周囲から私は社交的と思われて
いた印象みたいでしたが、私はタクシーに乗っても話好きの運転手が嫌いでした。カットで髪を切りに行った際も話しかけてくる理容室が嫌いでした。
私が今日休みなのか、景気が悪いのを一緒に嘆く事が嫌いだったのです。
今だから言いますが。。。。でも養成講座での体験は傾聴という体験から、
何を聴くのかを教えてくれたのです。そう「気持ち」を聴いていくのです。気持ちにだけ、感情にだけ耳を傾けていると苦ではなくなったのです。
ビジネススクールのチームビルディングで最初にするのは「人生の講演会」です。1番はメンバーお2人に「リーダーの人生の講演会」を聴いて頂くのです。
これも本当に難無く出来ました。それは養成講座で自己開示を嫌というほど繰り返していたからです。養成講座の仲間13人に存分に聴いてもらっていたので、
メンバーお2人に話すのはとても容易な事でした。自分の幼い頃から、小学校、中学校、大学、社会人まで、何をしてきたのか、その時どう思ったのか、何を
感じたのか?1時間以上かけてメンバーの2人に聴いてもらうのです。講演会が終わったあと、フィードバックをメンバーから受けます。これをどこで開催して
いたか?カラオケボックスでやっていました。カラオケボックスは防音効果も、ドリンクも、そしてモニターもありますから、私たちのプロジェクトチームは
頻繁にカラオケボックスを使ってチームミーティングを開催していました。
リーダー講演会が終わりますと、次はメンバーの人生の講演会です。
お1人づつメンバーの都合の良い場所に出向いてそこのカラオケボックスでメンバーの方のこれまでの人生の講演会を聞かせてもらいました。
本当に真面目に真剣にやらせて頂きました。真摯に向き合った成果もあり、メンバーの方の人生の歩み、今の思いを受け止めることが出来ました。これも今とな
っては貴重な体験と時間でした。メンバーの方も真剣に人生の講演会を語って頂きました。
そしてこの方法を新しく移った部署でも開催したのです。流石に会社ですから60分はしませんでしたが、その人の歩んでこられた人生のミニ講演会を聴かせてもらうと
考え方、嫌いな事、好きな事が共通していたり、違っていたりします。その事を共有化していると、どこか「根っこ」が同じだったりするのです。
自己開示と自己理解が進む事がチームビルディングに進む事なんだと。ここでも気づかされました。1人では出来ない事が、2人だと、3人だと。
向かう事が出来る。これは仕事も同じです。
1人でやる事の意味と力よりも、チームで向かう事の力の大きさを知る。ここにこの人生の講演会があったのだと思います。
そして次に「ビジョン」と「ミッション」
お互い確認し会い次の段階に向かっていくのです。ここからがさらに難しい工程に入っていく入り口でした。
次回へつづく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?