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日記005 自己客観視能力

昨日フットサルに行ってきて、自己を客観視することについて、思うことがあったので、その話を書きたいと思う。

参加したフットサルは、いわゆる個サルと言われるもので、20人ぐらいが集まり、他人同士で即席のチームを作り、試合を行うものである。試合といっても、大会ではなく(日によっては大会形式もある)、ただ練習試合を2時間するだけである。他人同士の即席チームということもあって、経験者と初心者のように、技術のレベル差があると、お互いに楽しめないため、初心者クラス、エンジョイクラス、ガチクラスなどのレベルが設定されており、自分のレベルに見合ったものに応募できるようになっている。

昨日は、エンジョイとガチのミックスクラスというものに参加したのだが、後半戦(一時間でチーム替えを行う)のときに、自己を客観視できていない人と同じチームになったのである。同じチームになったときに初めて、「この人、自分を客観視できてないな」と思ったわけではなく、前半戦で、対戦相手として戦ったときから、そう感じていた。

その人は、おそらく初心者で、ドリブル、パスがまともにできなかった。にも関わらず、攻撃の開始役を担うフィクソ(キーパーを除いて自分のゴールに一番近いポジション)にいることを選択し、パスミスや相手に囲われてボールロストをするのである。さらに、ミスしても、チームメイトに謝りを入れず、何事もなかったように、再び、同じ過ちを繰り返すのである。

僕は、この人を見て、なぜこうも、自分を客観視できないのであろうか、と思い、苛立った。自分ならば、能力不足で同じ過ちを繰り返していたら、周りの人からの目線が怖くて、胃が痛くなり、その場から逃げたくなるのだが、なぜそんなに平然としていられるのかが疑問で、どういう神経しているか気になった。

ここで誤解を招かないよう言っておくが、なにも僕は、初心者は、初心者クラスでやってくれ、などとは思ってなく、初心者は、初心者なりのポジション(例えば前線でゴール前にいるとか)をとって、自分ができることに専念したほうがよい、と思っているわけである。なので、技術があるなしは問題にしておらず、自己の能力を適切に客観視し、状況に適応することを問題にしている。

はたして、彼は、パスミスを繰り返す自分をどのようにみていたのだろうか。
彼の頭の中を覗いてみたいものである。

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