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[更新終了] 全チームのメンバー確定!! オリンピックに出場するWSLの選手は32人 :: WSL Watch #079

WSL自体には直接関係ない小ネタだけど、7月25日〜8月10日にパリで行われるオリンピックの代表が発表され始めたんで、23/24シーズンのWSLでプレイしてた選手がどれくらいいる(この夏の移籍ウィンドウで動いた選手は含めず)のか、ざっくりとまとめとこうかな、と。WSLでプレイしてる選手がいない国はとりあえずスルーしつつ、発表されたら随時更新って感じで。

* 追記: 7月8日のフランスのメンバー発表で全12カ国のメンバーが発表済み。大会直前までにケガとかがあれば予備メンバーとの入れ替えが可能だと思うけど、基本的にはこのメンバーで闘うことになるはず。

▶︎ WSLからオリンピックに参加する選手: 計32人(+予備メンバー4人)
▶︎ WSL所属選手が未招集の国: ブラジル / ナイジェリア / ザンビア

(最終更新 7月9日)

基本的には18人+予備メンバーを4人って感じになるらしい。それにしても、18人しか選べないオリンピックのレギュレーションってどうにかならないの? っていつも思うけど。ちなみに、"WSL Watch 007"でヨーロッパでのオリンピック予選のレギュレーションについて触れてた通り、イングランド代表が勝ち抜けなかったからパリ・オリンピックにはイギリス代表は出れない、つまり、WSLでたくさんの選手がプレイしてるイングランドとスコットランドとウェールズと北アイルランドは出れないんだけど。

フランス代表(グループA): 1人

オリンピック出場国でメンバー発表が最後になったのは開催国のフランス。予想通り、基本的には国内リーグでプレイしてるお馴染みの選手がメインで、WSLでプレイしてる選手は1名のみ。

  • MF ケンザ・ダリ(Kenza Dali / アストン・ヴィラ)

実はフランス代表はオリンピック直前の代表ウィーク、つまり、7月12日と7月16日にUEFAウィメンズ・ユーロ予選のスウェーデン戦とアイルランド戦があって、しかも、同じくヨーロッパからオリンピックに参加するスペインとドイツは4戦全勝で予選突破が決まってるからもう消化試合なんだけど、フランスはスウェーデンとイングランドと熾烈の争いをしてたりするんで、その辺りの事情もメンバー発表が遅くなった理由なのかも? とか思ったり。あと、"WSL Watch #085"でも触れたけど、新シーズンからチェルシーに加入することが決まってるサンディ・ボルティモア(Sandy Baltimore)も選ばれてて、予備メンバーにチェルシーのイヴ・ペリセー(Ève Périsset)も入ってる。

ちなみに、フランスはグループAでニュー・ジーランドとコロンビアとカナダと対戦することになってる。

コロンビア代表(グループA): 2人

すっかり南米の強豪ってイメージのコロンビア代表は、自国リーグを中心にしつつも、ブラジル、メキシコ、アメリカ、スペイン、ドイツ等、いろんな国のリーグでプレイしてる選手で構成されてて、WSLのチームからも2人選ばれてる。

  • DF ジョセリン・カラバリ(Jorelyn Carabalí / ブライトン&ホーヴ・アルビオン)

  • FW マイラ・ラミレス(Mayra Ramírez / チェルシー)

コロンビア代表はレアル・マドリーのリンダ・カイセド(Linda Caicedo)みたいなスター選手ももちろん選ばれてるし、マイラ・ラミレスもいる攻撃陣は普通に破壊力がすごそう。

ちなみに、コロンビアはグループAでニュー・ジーランドとフランスとカナダと対戦することになってる。

ニュー・ジーランド代表(グループA): 2人

6月になってから監督交代のニュースがあったりもしたニュー・ジーランド代表は、自国よりもいろんな国でプレイしてる選手で構成されてるチームって印象。WSLでプレイしてる選手も2人選ばれてる。

  • GK アンナ・リート(Anna Leat / アストン・ヴィラ)

  • DF キャサリン・ジョーン・ボット(Catherine Joan Bott / レスター・シティ)

あまり知らない国だけど、やっぱり隣国のオーストラリアでプレイしてる選手が多めで、アメリカのNWSLの選手もけっこういて、他にはイタリア、オランダ、スコットランド、デンマーク、フィンランドでプレイしてたり、イングランドだけどWSLじゃなくてチャンピオンシップ以下のカテゴリーでプレイしてる選手もいて、それはそれでちょっと興味深かったりするかな。

ちなみに、ニュー・ジーランドはグループAでコロンビアとフランスとカナダと対戦することになってる。

*7月5日 追記

スペイン代表(グループC): 3人

去年のFIFAウィメンズ・ワールドカップのチャンピオンで、しかも、日本代表と同じグループって意味でも注目のスペイン代表は、基本的にはドイツ代表と同じように国内リーグでプレイしてる選手がメインって印象かな。それでも、WSLでプレイしてる実力者が2人、しっかり選ばれてるけど。

  • DF ライア・アレクサンドリ(Laia Aleixandri / マンチェスター・シティ)

  • DF ライア・コディナ(Laia Codina / アーセナル)

  • FW ルシア・ガルシア(Lucía García / マンチェスター・ユナイテッド)

この夏にWSLを離れる選手の情報をまとめてる"WSL Watch #087"でも触れた通り、ルシア・ガルシアの移籍はもう決まってるんだけど、一応、23/24シーズンのWSLでプレイした選手ってことで。逆にこの夏の移籍ウィンドウでWSLのチームに加入した選手の情報をまとめてる"WSL Watch #085"でも触れたアーセナルのマリオナ・カルデンティ(Mariona Caldentey)ももちろん選ばれてる。他にも、バルセロナのアイタナ・ボンマティ(Aitana Bonmatí)とかアレクシア・プテジャス(Alexia Putellas)みたいなスター選手もいるし、やっぱりシンプルにゴージャスなチームって感じ。

ちなみに、スペインはグループCで日本とブラジルとナイジェリアと対戦することになってる。

*7月4日 追記

ドイツ代表(グループB): 1人

ドイツ代表に関しては、やっぱり国内リーグでプレイしてる選手がほとんどで、WSLのチームでプレイしてる選手は以下の1人のみ。

  • MF シェーケ・ニュスケン(Sjoeke Nüsken / チェルシー)

ちなみに、ドイツはグループBでアメリカとザンビアとオーストラリアと対戦することになってる。

*7月3日 追記

カナダ代表(グループA): 5人

今シーズンのWSLでの日本人選手の活躍を振り返った"WSL Watch 078"でもちょっと触れた通り、カナダ人の選手はWSLで10人がプレイしてるからわりと大きな勢力で、今回のオリンピック代表にも以下の通り5人(予備メンバーを含めて7人)が選ばれてる。

  • DF カデイシャ・ブキャナン(Kadeisha Buchanan / チェルシー)

  • DF アシュリー・ローレンス(Ashley Lawrence / チェルシー)

  • DF ジェイド・リヴィエール(Jayde Riviere / マンチェスター・ユナイテッド)

  • FW アドリアナ・レオン(Adriana Leon / アストン・ヴィラ)

  • FW クロエ・ラカス(Cloé Lacasse / アーセナル)

選出された5人に関しては、WSLを観てる人にとっては納得の実力者揃いって印象かな。あと、今年1月までチェルシーでプレイしてたジェシー・フレミング(Jessie Fleming)とかももちろんお馴染みの選手だったりする。予備メンバーには、レスター・シティのディアン・ローズ(Deanne Rose)とトッテナム・ホットスパー(23/24シーズンの後半はローンでウェスト・ハム・ユナイテッドに移籍してた)に所属してたDFのシェリナ・ザドルスキー(Shelina Zadorsky)が選ばれてる。

ちなみに、カナダはグループAでコロンビアとフランスとニュー・ジーランドと対戦することになってる。

*7月1日 追記

アメリカ代表(グループB): 2人

オーストラリアと日本に続いてメンバーが発表されたのが、今シーズンまでチェルシーを率いてたエマ・ヘイズ(Emma Carol Hayes OBE)が監督に就任したことでも注目を集めてるアメリカ代表。凝った動画を作る感じはいかにもアメリカって感じなのかな? さすがにアメリカのNWSLでプレイしてる選手が中心ってメンバー選考に。とりあえず、近年のアメリカを代表するスターってだけじゃなく、ウィメンズ・フットボールのアイコンって言っても過言じゃないアレックス・モーガン(Alex Morgan)が選外だったのはビックリした。

見やすいリストは以下の通り。平均年齢とかまで書いてあってありがたい。

WSLでプレイしてる選手を抜き出すと以下の通り。この2人に関しては、わりと順当な選出なのかな。

  • DF エミリー・フォックス(Emily Fox / アーセナル)

  • MF カタリナ・マカリオ(Catarina Macario / チェルシー)

2023年のFIFAウィメンズ・ワールドカップではまさかのベスト16だっただけに、エマ・ヘイズ体制のアメリカ代表がどうなるのか、個人的にもすごく楽しみ。

ちなみに、アメリカはグループBでドイツとザンビアとオーストラリアと対戦することになってる。

*6月27日 追記

日本代表(グループC): 7人

オーストラリアに続いて日本代表が2番目の早さで6月14日に召集メンバー18人+予備メンバー4人を発表した。メンバーは以下の通り。

WSLでプレイしてる選手を抜き出すと以下の通り。

  • DF 清水梨沙(ウェスト・ハム・ユナイテッド)

  • MF 長谷川唯(マンチェスター・シティ)

  • MF 林穂之香(ウェスト・ハム・ユナイテッド)

  • MF 長野風花(リヴァプール)

  • MF 宮澤ひなた(マンチェスター・ユナイテッド)

  • MF 植木理子(ウェスト・ハム・ユナイテッド)

  • MF 浜野まいか(チェルシー)

今シーズンのWSLでプレイした9人の内の7人が選ばれて、レスター・シティの2人、宝田沙織と籾木結花だけが選外。最近の代表ウィークで選ばれてた選手が順当に選ばれたって感じなのかな。あと、藤野あおばはマンチェスター・シティ移籍の報道があったりしたけど、とりあえず、現状ではまだマンチェスター・シティの選手ではないんで。

ちなみに、日本はグループCでスペインとブラジルとナイジェリアと対戦することになってる。

*6月14日 追記

オーストラリア代表(グループB): 9人

他国に先駆けて6月4日にオリンピック代表のメンバーを発表したのが'マチルダス(Matildas)'ことオーストラリア代表。18人+4人の予備メンバーが発表されてて、半分の9人がWSLでプレイしてる選手に。

WSLでプレイする選手を抜き出すと以下のような感じになる。

  • GK マッケンジー・アーノルド(Mackenzie Arnold / ウェスト・ハム・ユナイテッド)

  • GK ティーガン・マイカ(Teagan Micah / リヴァプール)

  • DF ステフ・キャトリー(Steph Catley / アーセナル)

  • DF アラナ・ケネディ(Alanna Kennedy / マンチェスター・シティ)

  • MF カイラ・クーニー・クロス(Kyra Cooney-Cross / アーセナル)

  • MF メアリー・ファウラー(Mary Fowler / マンチェスター・シティ)

  • MF カトリーナ・ゴリー(Katrina Gorry / ウェスト・ハム・ユナイテッド)

  • MF クレア・ウィーラー(Clare Wheeler / エヴァートン)

  • FW ケイトリン・フォード(Caitlin Foord / アーセナル)

今シーズンのWSLでプレイした日本人選手の活躍を振り返った"WSL Watch 078"でちょっと触れた通り、オーストラリア人選手はWSLで16人プレイしてる一大勢力だからやっぱり多い印象。選ばれた選手に関しては概ね納得って感じだけど、やっぱりチェルシーのサム・カー(Sam Kerr)がケガで出れないのが残念。ただ、ケガでシーズン終盤を欠場してたカトリーナ・ゴリーが復帰できたのは朗報なのかな。あと、予備メンバーにはトッテナム・ホットスパーのDFのシャーロット・グラント(Charlotte Grant)とレスター・シティのDFのコートニー・ネヴィン(Courtney Nevin)が選ばれてる。

ちなみに、オーストラリアはグループBでドイツとザンビアとアメリカと対戦することになってる。

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