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会釈のタイミング

大学に勤めているので、キャンパス内の廊下や校舎間の移動の折、学生をはじめ、教職員の方々とすれ違うことがよくある。挨拶や会釈をするのだが、この会釈のタイミングを考えすぎるとうまくいかない。

お互いの距離があまりにも遠い段階で会釈しても、相手は気づいていないことが多く、そもそも遠すぎて不自然である。かといって、かなり近くになると会釈ではなく挨拶やちょっとした立ち話を始める距離であり、会釈だけだと不自然である。

お互いが認識できる適度な距離の時に会釈するのが最適であるが、一瞬ためらってしまうと、相手が先に会釈を始め、それに合わせてこちらが慌てて会釈して顔を上げると、たいていの場合、同時に顔を上げるタイミングになっている。相手から見ると、まるで私が会釈しなかったように見えているのではないか?という心配にかられる。

会釈するくらいの顔見知りなので、顔を上げるタイミングが偶然一致したとしても、会釈しなかったとは誰も思わないと考えられるが、こちらとしてはとても気になる。相手が先に会釈を始めた場合は、気持ち遅めに会釈を始め、気持ち長めに会釈をしてから顔を上げると、相手はすでに顔を上げた状態になっている。これなら相手から会釈をしなかったと思われる心配はない。

そもそも先に会釈をするようにすれば良いだけの話だが、一瞬ためらってしまうことが意外にある。今回のnoteに書いたようなことを考えながら歩いているので、かえって意識しすぎてタイミングを逃してしまうんだろうな。無意識に、自然に会釈するのが良いのだが。

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