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来シーズンの新型コロナとインフルエンザ/はずれてほしい予想

① 昨シーズンは新型コロナ(新コロ)ウイルスの蔓延により、その干渉を受けた形で、インフルエンザ(インフル)ウイルスの感染は抑制され、結果、インフルの患者数は例年より少なかった。

② そのため、昨シーズンのインフル患者の検体サンプル数も少なく、来シーズンのインフルはどの型が流行するかの予想が立て難い。

③ 従って、来シーズンのインフルワクチンは流行予想をはずす可能性が高く、結果、来シーズンのインフル患者は例年より増加する可能性が高い。

④ 一方で、新コロウイルスは相当に蔓延しているので、人びとは充分な免疫を得られており、またインフルウイルスの蔓延による干渉を受けた形で、新コロ患者数は抑制される可能性が高い。

⑤ しかし、インフル患者の増加に伴い、医療機関は(よせばいいのに)併せて新コロウイルスの検査を奨励する。新コロウイルスは、その曝露者(体内にウイルスがいるだけのひと)や無症状〜軽微症状の感染者が大半で、PCRなどの検査をすればするほど陽性判定が増えてしまう

⑥ つまり、インフル患者の増大と比例して、新コロウイルス陽性判定者の数も増大することとなる可能性が高い。

⑦ そのインパクトから、インフル以上に『新コロ患者こそが増大しているとの誤った解釈』が強調されてしまい、人びとは、またもや収拾のつかないパニックに陥ることとなる。

⑧ 要するに、実際にはインフルの重い症状を発している人たちが、試しに検査をしてみたら新コロウイルスの陽性判定も出てしまったというだけで『新コロの重い症状を発している人たち』と誤って解釈され、強制入院=隔離といった、1〜2類感染症なみの厳しい措置をとられてしまうこととなり、さらに、その数の増大により、本来無用、制御不能のパニックが引き起こされてしまう。

ーー以上、はずれてほしい予想である。

【追記】
新コロ感染症を1〜2類感染症相当から5類感染症に格下げし、インフルと同等の扱いにしてしまうことにより、上述した酷いパニックを引き起こさずに済む可能性がある。
内閣の決断ひとつだと思う。