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自己完結している女性・していない男性

かまって欲しい男性

そもそも、私が友人のKさんに、「お宅で、息子褒めてる?」と聞いたのがこの話題の始まりです。
Kさん曰く、「褒めてない」
「なんで?褒めたらいろいろやってくれるよ!」
「そうかなぁ。」
「そうだよ!男は褒めてくれる人がいるんだよ。男性同士で褒めたりってないでしょう?女性は「そのバッグ可愛いね、とか仲間で褒めあうけど、男はそういうこと、ないよね。」
「そういえば....。」
「男同士で『そのスーツいいね』とかあんまりないよね。「だからお母さんが褒めないと誰も褒めないんだよ。」
というところから、「男性は老齢になっても、自分をかまってくれる人を探す」という話題になりました。

女性は、ご主人が早く亡くなっても、旅行に行ったり、趣味を持ったり、楽しくやっています。そこで男性を求めに行く人は少ないのです。
でも、男性の多くは、そうではありません。
女性を求める、もっと詳しく言うと、「かまってくれる人を求める」。

そうでない男性は素晴らしいと思います。
しかし高齢者のつどいで、気に入った人がいたら告ったり、断られたら悩んだり、そういうアクションを起こすのは大抵男性です。
女性は淡々としています。
この違いは一体どこから来るのでしょうか。やはりコミュニケーション能力の差でしょう。

女性のコミュニケーション能力

女性は男性の5倍コミュニケーション力があると言われています。拙宅でも、男ばっかりなので「今日は夕方遅く帰ります」と一人に伝えても伝わらないことが多かったです。そのくせ、メールで5日前に各人に送ったことは伝わっているのです。面倒です。
また、ごく些細なことでも話題にできるのが、女性です。「そのバッグ可愛い」とか、そういう会話が知らない人とでも成立します。こうしてつながってゆく能力を称して、「女子力」と言います。

これからの男性の在り方


男性は退職し、子供への義務なども一通りおわると、特に会社での順位や外からの評価も必要ないので、もっと気楽にすればいいのにと思います。
しかしそれがなかなか抜けないのですね。
ある意味、気の毒だと思います。もっどうでもよい会話の練習をすればよいかもしれません。


画像解説:写真は先日までやっていたELISA(Enzyme-Linked Immuno Sorbent Assay)による猪血清中の抗体検出の様子です。人の感情はデータのようにはっきり出ないところが困りものだったり、面白かったりですね。

似内惠子(獣医師・似内産業動物診療所院長))
(この原稿の著作権は筆者に帰属します。無断転載を禁じます。)
似内のプロフィール
https://editor.note.com/notes/n1278cf05c52d/publish/
ブログ「獣医学の視点から」

オールアバウト「動物病院」コラム
https://allabout.co.jp/gm/gt/3049/



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