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俺と革 8章

皆さん、御機嫌好う! ジュテルの沼田です

この「御機嫌好う」という意味を調べたら、
『人に会ったときや別れるときの、(健康を祝し、祈る)あいさつの言葉。』と書かれていた。

一度この挨拶から、入ってみたかった(笑)
上から目線なのか、ちゃんとした挨拶に使えるのか、学問がない俺には不安だったが、今回は思いきって使ってみた(笑)

皆さん、御機嫌好うでございます! は、使い方が変なのか? …………………………………… 日本語は難しい…

学問と言えば、国語、算数、理科、社会とかって思っちゃうのだが、革にも、色々な学問がある。

相当数の薬剤、薬品を使う。
それぞれ役割や意味がある。
薬品には色々な化学式とかがある。
化学(ばけがく)的な話になる…が… 俺は自慢ではないが、ほとんど解らない💦(現在勉強している…が、なかなか頭に入らない💦) 

俺は、両親の期待通りな路線は、脱線して走って来なかった。
中学生から脱線し出して、違う路線を走ってきた。

若いときに、どこどこの息子さんは革の勉強に海外の皮革学校に留学したとか、多く聞いたことがあるが、俺は全く気にはしなかった。(親父は普通の大学の他に、皮革を教える大学に入って2年間勉強している)

では、そんな人がどうやって革作りをしているのか?

俺は、革を現場で体で覚えた。と言うか、頭より先に体で覚えた。と言った方が良いか…
生活基準はめちゃくちゃだったが、革作りは自分なりに真面目にやっていた。
予習復習と言うかイメージをフルに描いていた。
予習→出来上がりのイメージ~実践~復習→イメージ通りだったか、違ったか、それ以上だったか、何故この様になったか…を頭の中に描きながら作っていた。
イメージ通りに作るには、何が必要かは調べた。
これが俺の学問だったのかもしれない。
現在、化学(ばけがく)的なことは勉強している(笑)

現在、社員には 革作りは頭より体で覚えよ!と言う。
革作りは、基本形はあるが、常に応用。
レシピ通り作っても、うまく上がらない事が多々ある。
作ってるときの、手応えが重要である。
この手応えが、多くなるほど、プロの革職人になって行くのである。

『革の学問とは、革作りそのものである。』
と、俺は思う…

つづく。

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