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【トーキョーNOVA-R】を遊ぶ。TRPG.2024.③

【幻界堂】の企画セションで、
『トーキョーNOVA The Revolution』のルーラー(GM)をしました。

『トーキョーNOVA The Revolution』

『トーキョーNOVA The Revolution』は、災厄(ハザード)を乗り越えた、もう一つの近未来を舞台に、様々なキャスト(PC)となって、躍動し変貌する世界生き抜くTRPGです。
 SF、サイバーパンク、アクション、ミステリー、バイオレンス等の要素を映画的に楽しめるます。
 物理・精神・ウェブ・社会戦闘等の多彩な戦闘スタイル。
 カーチェイス等の乗り物を使ったルールも充実していて、近未来都市で考えうる様々な立場のキャラクターをキャスト(PC)として作成し楽しめる、自由度の高いシステムです。

◆シナリオ
今回のシナリオは、参加者に合わせて書き下ろした、
オリジナルシナリオ『マリオネット・ロンド』を回しました。
新しい形での人身売買を企むギャング、
連続する新人役者の失踪、
襲撃を受ける軍事企業【イワサキ】のトップエンジニア、
人格をコントロールする『演神』システムを話の起点として、複数の登場人物達の思惑が幾つもの事件を引き起こし、それぞれの事件解決に奔走するPC達を引き寄せます。
現代のAIに関する権利や人権の問題等も取り入れて、PLの価値観をPCに投影し、理想と現実の狭間で四苦八苦する楽しいシナリオです。

◆個性的なキャスト(PC)達
今回のPLさんは3人。
ロールプレイをじっくり楽しむ【トーキョーNOVA-R】に丁度良い人数ですね。

【鉄拳制裁上等のブラックハウンド隊員】
真壁 北斗 (マカベ ホクト)]
スタイル:チャクラ・レッガー・イヌ
・武闘派ヤクザの組長を父に持つ異色の警官。
・浅草戦争で父が亡くなり、次代の組長として期待されるも、組を解散して『ブラックハウンド』の警官となる。
・正義感が強く、どんな相手にも容赦の無い鉄拳制裁を加える鬼刑事。
・土地のゴロツキ達に好かれている為、スラムを巡回すると取り巻きが集まり、その姿は警官と言うより地回のヤクザに見えるとか……
・自由過ぎる捜査方法の数々に、上司や同僚も困惑しているが、検挙率が群を抜いて高い為、文句を言えないでいる。

【雷撃剣を振るう人気俳優】
冨田 巌 (トダ イワオ)]
スタイル:カブキ・バサラ・カタナ
・芸名:轟雷 流也 (ごうらい りゅうや)
・最近NOVAで大人気の剣劇アクションサスペンス『サンダー・サムライ』の主役俳優。
・剣術の名門道場『冨田流』の後継者だが、役者に憧れ家を出る。
・バサラの『雷帝』の能力を持つ、超一流の剣士だが、役者としての下積みは長い苦労人。
・予算が無くて特殊効果が使えないので、自前のバサラ能力を活かした剣劇動画が人気を集め、ドラマ主演の座を手に入れる。
・役者を続ける為、私立探偵をしていた縁で、様々な事件に巻き込まれる。

【鉄壁のボディーガード】
郷道 武志(ゴウドウ タケシ)]
スタイル:カブト=カブト・カブトワリ
・業界屈指の警備会社『ナイトワーデン』の腕利きボディーガード。
・サイバーウェアで強化された鋼の肉体を持ち、元来は銃座に固定する様な重機関砲を片手で扱う。
 鉄壁の盾にして、あらゆるモノを薙ぎ倒す槍。
・実戦だけでなく、状況への対応力や戦術家としても高い評価を受けている。
・会社としては、重役等について後進の育成にも関わって欲しい所だが、本人は現場で人を守る事に生き甲斐を感じている。

◆セッションの感想と反省
《感想》
・今回は事前にオンラインで世界観やルールの説明をし、PLにやりたいキャラクターのイメージを決めて貰い、それを元にGM側でキャラデータや設定を作成する形式で遊びました。
 準備や調整にかなりの時間が掛かりましたが、その分PLの希望に近いキャラデータが組めたので良かったと思う。
 NOVAが初めてという方には特に有効だと感じた。
 簡易的な作成では自分のイメージに合ったキャラを作るのが難しく、フルスクラッチでは膨大なスキルや装備を見るだけで時間が無くなってしまう。
 PLのイメージを聞いてGMがデータを組むスタイルは、他のシステムでも流用が可能なので、スタイルとして確立させて行きたい。
・NOVAの世界観は勧善懲悪だけでなく、価値観の相違による問題(事件)をシナリオとして扱い易いので、個性的なゲスト(NPC)達の設定や生き様で、キャスト(PC)達に様々な状況を与え、PL達には感情や価値観で思い悩む素敵な時間を生み出せます。
 今回も解り易い悪役はもちろん、立場の違いによる対立者(本人は悪人ではない)を用意し、PLには自分のキャラを通して、世界でどう生きるかを体感して貰いました。
 苦悶しながらもキャラにとって最善の理想を進もうとするプレイングはとても楽しかったです。

《反省》
・久しぶりという事も有り、やはりアドリブでの対応力が落ちている感は有った。もっとPCに合っていて、世界観を感じられる対応をしたい。
・ルール運用は、NOVAが初めての人も居たので、最低限必要なルールだけで回したが、気の合う仲間内でTRPGの経験も多いPL達だったので、盛り上がれたり派手に動けるようなオプションルールは説明しておいても良かったと感じた。
・シナリオの設定やNPCの濃さも、場の盛り上がりに合わせて、ある程度調整出来る形にしておくと、もった楽しいアクトになったと思う。
・キャラメイクの際、データをGM側が用意する形式は時間が掛かる為、ある程度作り方のセオリーを決め、時間短縮を図ろうと思う。
 データも大事だが、PLを楽しませる為の設定やシナリオ作りに割く時間を確保したい。

『トーキョーNOVA The Revolution』

◆最後に
・十数年ぶりに『トーキョーNOVA The Revolution』をルーラー(GM)をしました。
 毎週の様にTRPGコンベションを回っていた頃に、良く持って行っていた思い出のシステムであり、何人もの友人達を作る事が出来たシステムでもあります。
 思い出深いシステムを回せて、キャラメイク会やシナリオ作りの段階から、とても楽しい時間を過ごしました。
 今後も2回目、3回目とセッションの機会を作って行ければ良いですね。
 更に、『トーキョーNOVA The Revolution』で遊びたいPLさんが、何人も居るので、ある程度運営の形が整い次第に、参加PLを増やしたいと考えています。
 好きな物を全力で楽しむ事を思い出せた素晴らしいセッションでした。


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