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2021年 読んでよかった最高の本5選【自分の行動・考え方を変えてくれた本】

2021年は人生で初めて転職を経験するなど、変化の大きな1年でした。

新しく学ぶこと、適応しなければいけないことが多く、気づいたらバタバタと2021年が過ぎ去ってしまった感覚です。

そんな中でも高校時代からの習慣である読書はコツコツ続けており、自分の行動や思考の軸を日々アップデートするよう心がけています。

今年も自分の考え方や明日からの行動が変わるような本に出会うことが出来ました。

今回は2021年に個人的に出会えてよかった本を皆さんにシェアさせていただきます!

今回紹介する本はこの5冊です。

1. マーケターのように生きろ
2. あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか
3. 実況!ビジネス力養成講座 ファイナンス
4. 確率思考の戦略論
5. 論語と算盤

1. マーケターのように生きろ

まずはマーケターとして活躍している井上大輔さんの「マーケターのように生きろ」です。

この本は、マーティングのプロセスを自分の生き方に応用する事で、「周りから必要とされる人」になることが出来るという内容です。

マーケティングとはまず「相手にとって価値のあるものは何か?」という問いから始まります。

僕はこれまで、マーケットリサーチという仕事をしているにも関わらず自分軸でばかり物事を考えていました。自分が勉強したいことを学ぶ、自分がやりたい仕事を上司に提案する、デートに自分の行きたい場所を選ぶ…など。

本書を読んで、これからは相手にとって価値があるものを考え、その価値を与えられるようになる必要があると痛感しました。

そしてそのためのトレーニングとして本書でおススメされていた、SNSの運用を始めてみました。

本書はマーケティングの基本的な定義を学びつつ、それを自分の日常にどのように活かせるかを同時に学ぶことが出来る本です。

内容の詳細は下記記事でまとめています↓

2. あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

2つ目は津田久資さんの「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」です。

この本には「論理的思考力」の本質が書かれており、「考える」事に対する価値観をガンガンに揺さぶられた本です。

この本では「人が考えているかどうかを決めるのは、その人が書いているかどうかだ」と述べられています。腕組して黙っているだけでは、考えたことになりません。

書くためには言葉が必要であり、「言葉」の語源は「ことのは(言の端)」です。言葉そのものが事象を切り取る端の部分、つまり境界線の役割をなしています。

言葉によって境界線を引くことによってはじめて、人は今何について考えているのかを認識することが出来る = 考えることができるという事です。

この本を読んで自分は肌身離さずメモ帳とペンを持ち、何かを考えるときは必ず書きながら思考するようになりました。

この本の内容は下記記事にまとめています↓

3. 実況!ビジネス力養成講座 ファイナンス

3冊目は石野雄一さんの「実況!ビジネス力養成講座 ファイナンス」です。

この本を読んでファイナンスだけでなく、経営の考え方についての理解が深まりました。

これまで財務諸表や簿記で挫折してきた方も、ファイナンスの概念を理解することで会社のお金に関わる知識をつけることが出来ると思います。

ファイナンスの最大の目的は「将来の企業価値の最大化」にあり、過去や現在を語る会計とは異なり、未来を語るためにあります。

ざっくりいうとこれからの企業経営は売上や利益などのPL思考だけではダメで、インプット(資本金など)に対してどれだけアウトプット(利益)を生み出せたかというBS思考で物事を考えなければいけないというのが本書の主張です。

この本は実際の企業の実例が豊富に書かれているので、興味をキープし続けながら読むことが出来ました。

より詳しいファイナンスの説明は下記記事でまとめています↓

4. 確率思考の戦略論

4冊目はマーケターのバイブル、森岡毅さんの「確率思考の戦略論」です。

この本はあのUSJのV字回復ストーリーの裏側にあった、著者の泥臭い数字との苦闘の様子が描かれています。

経営戦略の本質は認知率・配荷率・プレファレンス(好意度)の3つによって決まると定義付け、さらにプレファレンスは、ブランドエクイティ・製品パフォーマンス・価格の3つによって決まると述べています。

これを調査によりブランドが選ばれる率や満足度などに数値化し、売上を定量的に予測するモデルが紹介されています。

この本の内容をしっかり理解するには数学の知識が必要ですが、
・ビジネスを定量的に捉えようとする姿勢
・消費者心理を理解する姿勢
・そのために消費者調査をどのように活用するべきか
といったことを学ぶことが出来ます。

この本はいつも机のそばに置いて、調査設計や結果の分析に役立てています。

5. 論語と算盤

最後はビジネス書から若干逸れるのですが、渋沢栄一先生の「論語と算盤」をご紹介させていただきます。

この本は去年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公として描かれ、日本実業界の父と呼ばれる渋沢栄一が、ビジネスを行う人の在り方について述べた本です。

論語と算盤というタイトルの意味ですが、「論語」は「道徳」を、「算盤」が「経済」を表しています。

日本の利益至上主義のビジネスを批判し、道徳をもって国や社会が良くなるように尽くす事、つまり論語(道徳)と算盤(経済)の調和こそが、国の発展につながるという事を主張しています。

最近ESG経営やパーパス経営などが叫ばれていますが、渋沢栄一は100年以上前からこの本で訴えています。

欧米人にとっての聖書のような指針が無い私たち日本人にとって、その役割をなすものとしての「論語」を、渋沢先生から直々に教わることが出来る一冊です。

以上が僕が2021年に出会った良かった5冊です。これらの本は常に手元に置いておき、常に読み返したいなと思ったおススメ本です。

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