大学で教える上で、授業準備として、授業がない期間に行っていること

今回は、大学で教えるにあたって、授業がない期間、15回の授業期間以外の時期に行っていることを紹介してみたい。大学の授業は、大体15回程度で、4月-8月、9月-1月で終了することが多い。私の場合は、授業がない時期に準備を行い、授業期間は、授業を自動的に行うことができるようにしている。今回は、語学の授業について、行っていることを紹介する。

シラバス作成

大学ごとに締切が決まっているので、締切までにシラバスを作成する。前期後期に関わらず、大体1月下旬ー2月頃が締切になっていることが多い。

シラバスに基づいた上で、さらに詳細な授業計画の作成

シラバスには、私の場合、基本的な情報のみ掲載している。やはり、1月や2月の段階では、まだわからない部分が多いからである。よって、授業時に最新の情報を提供できるように準備しておく。

授業開始時には、いつどんな課題を提出するのかも含めた、詳細な計画表を配布している。教員が見通しを立てることができなければ、学生も見通しを立てることはできない。よって、この計画表で、単位取得のために、何をすれば良いかわかるようにしている。

この計画表を作成する上で気をつけているのは、授業ごとの課題締切が重なりすぎないようにすることである。例えば、私が担当する授業6コマのうち、4コマは、定期的な課題提出が必要で、添削しなくてはならない。それが全て重ならないように、1週間に、2クラスずつになるように、調節している。自分でわざわざ自分の負担を増やす必要はないので、どうすれば負担を削減できるか考え、工夫している。

配布物の作成 (リフレクションシートなど)

授業で使用する配布物も、全て授業が始まるまでに作成を終えている。そうすれば、あとはネット上のシステムにアップロードしておいたり、コピーをTAの方にお願いするだけで済む。

毎回の授業にて、短時間行う活動の準備

私が担当する授業の多くは、教科書が既に決められている。しかし、教科書だけでは偏りが出るので、語学力を伸ばすことにつながる活動を、教科書を使わずに行うようにもしている。毎回授業のはじめに、短い活動を行っている。その内容も、授業開始までに全て決めている。4種類ぐらい用意し、毎回異なる活動に取り組めるようにしている。

このように、授業がない期間に、少しずつ準備を進めている。そうすれば、授業開始後、計画に沿って進めていくだけでOKなので、自分自身、それほど疲弊せずに済む。もちろん、学生の様子に合わせて多少は調整するが、基本的には大きく変更することはない。私の場合は、このように準備しておくことで、スムーズに進めることができている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?