文系大学院生が研究費を得る方法

大学院生は、本当に不安定な立場だと思います。その中でも、難しさを感じることの1つが、研究費をどのように得るかということではないでしょうか。私も、修士課程、博士課程と経験しましたが、研究費をえる難しさを実感しました。そもそも、大学院生の場合、応募できるものも限られますよね...今回は、文系大学院生が研究費を得る方法を紹介します。

学会や学内の研究費を探す

学会の中には、研究プログラムを行っているものもあります。金額はわずかですが、採択される可能性が高く、また非常に自由度が高い場合が多いです。私も学会の研究費に申請し、採択していただきました。また、大学内でも研究費が申請できる場合があるかと思います。私が属す大学でも、大学院生向けの研究費があるので、申請していました。こちらも金額は限られますが、比較的自由に使用可能です。大学の会計システムを用いて請求することになっていたため、一連のプロセスもわかり良かったです。

このような研究費は、もちろん金額は限られます。しかし、何も得られないよりは、ずっと良いのではないでしょうか。大学院生であれば、誰もが申請するであろうメジャーなものもありますが、選択肢はそれだけではありません。日々応募ができそうなものを見つけ、申請していくと良いでしょう。

科研費が応募できるポジションに就いてしまう

また、まとまった研究費を得るには、科研費が応募できるポジションに就くことも、1つの方法です。気軽にできることではありませんが...筆者の場合は、博士課程の2年目より、任期付常勤講師のポジションに就き、仕事と博士論文と並行して行うようになりました。科研費に採択してもらえると、まとまった研究費を得ることができ、研究費に対する不安がなくなります。また、今後大学教員を目指すのであれば、科研費申請や申請後のプロセスについて、理解しておくことは、非常に有益です。よって、良いポジションがあれば、ポジションに就いてしまうのも、1つの方法でしょう。

文系の場合、研究する上では、高額な機器が必要ということは、おそらくないでしょう。しかし、いかにして研究費を得るかということは非常に重要です。やはり、自分のポケットマネーだけで研究していくのは、持続可能性としても、問題があるでしょう。よって、活用できるものは全て活用するという気持ちで、全てに応募していくことをお勧めします。仮に1つの方法がうまくいかなかったとしても、他にも可能性はたくさんあります。そのことを忘れずに、ぜひ取り組んでみてください。

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