【映画】PERFECT DAYS🎬

こんばんは！おはようございます！こんにちは！

低気圧や寒さ、満月なのか？で眠気やだるさにやられてることが多かった三連休でした。
みなさんどうお過ごしでしたか？

私はほぼ息子と2人きりのワンオペで、
ちょっと気持ちがいっぱいでしたが、

最終日、低気圧で眠くて気力なかったところ
午後から復活してきて、

旦那さんに息子を任せて

サ活♨️→映画館で気になってた映画「PERFECT DAYS」を観に行きました🎬！

公開して2ヶ月経つから土日はレイトショーしかなくて
人生たぶん初のレイトショー🌛


雨の中、
レインコート着て自転車漕いで銭湯行ってあったまってから

映画館のあるショッピングモールへ。

PERFECT DAYSはインスタでフォローしてる方が「良かった、、、！」と投稿されるのを何度か目にして気になってました。



役所広司演じる渋谷区のトイレ清掃を仕事とする主人公の「平山」さん。

東京の東側、スカイツリーの近くの下町の古いアパートに住んでいる。

毎日、毎日
お気に入りの少数精鋭のものに囲まれて
同じようで些細に違う毎日を
淡々とルーティンとして続けていく。

物語が何か劇的に変化する、とか
ハートウォーミングなヒューマンドラマが展開されてとかではなく、

あり得ないけどあり得そうなくらいリアルに
「平山」さんという架空の人物の日常が映し出されている。

平山さんは、
トイレ清掃の仕事に命をかけてるのかってくらい真面目に丁寧に仕事をする。
無心でトイレを磨き上げて綺麗にしていくのは瞑想みたいにも感じた。


いつも同じ繰り返しの毎日や仕事や自分、
住まい、
そんな何かに不満を抱いていて、
とかそういう様子は全くない。


もちろん嫌なこともある
悲しい気持ちになる時もある
人と関わることで面倒なこともあったりもする。

でも、

朝起きてその空の美しさ
高速道路から眺める朝日に輝く街並み
木漏れ日の美しさ
日々車でかけるカセットで聞く音楽と寝る前に読む文庫本で文学の奥深さを楽しみ
銭湯の1番風呂の喜び
仕事終わりの行きつけのお店での一杯
自転車で走るスカイツリーが光る夜景

毎日、毎日、
小さな美しさや変化を感じて味わって
喜んでるというか人生を噛み締めてた気がした。

他の方がnoteに書いてたけど、
まさに「足るを知る」だなあと。

そして、無口だけど決して人と関わりたくない・ぶっきらぼうとかではなく、多くは話さないけどどんな人にも小さな愛を持って親切に接してて、
人が好きなんだろうなあなんても思った。


平山さんは、
自分で選択した今の人生を
または今与えられた環境を
一生懸命に生きていた。

そしてそんな人生の日々の小さな煌めきや気づきをフィルムカメラで写真を撮って淡々と残していくのもよかった。
(自分が不要だと思った現像した写真をビリビリ破いて捨ててたのも潔い)


見終わった後もじわっといいなあと思ったのですが、


帰って寝る前も、
そして起きてその翌日一日中、
日々の中の美しさによりいつもより気付けて、

ふと、
「渋谷近辺のトイレの掃除、平山さんしてるんじゃないかな」って

架空の人物なのに本当に存在してそうな気持ちにもなったり、

気づいたらPERFECT DAYSの余韻にずっと浸ってました。

最後、車を運転しながらニーナ・シモンの“Feeling good”を聴いて
主人公の平山さんが思わず曲を聴きながら
日々の美しさなのか、
それとも、何かを思い起こしてなのか
理由はわかりませんが涙ぐむシーンがあるのですが、

それを見て内容はまったく異なる是枝監督の
「万引き家族」の最後、安藤サクラがすごくナチュラルに泣くシーンをふと思い出して

役者さんたちのすごさを感じたりもしてました。

心地よい作品でした。

ヴィム・ヴェンダースさんの作品を見るのも初めてで、
ミニシアター系？(あんま見ないのでわからないのですが)、現代アートな感じも少しあるなあなんて。

平山さんを見て、私も日々気になった美しいなと思ったものをフィルムで撮ったりしているので
継続していきたいし、
より撮っていきたいなあなんても思いました。

公式サイトもアーティスティックで映画というより美術展のサイトなのかのような印象で素敵だなあと思ったので気になる方はぜひ🙌

・公式HP

PERFECT DAYS 公式サイト