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本気の学びはよだれが出る

私の授業観,本気の学びはよだれが出る

新聞に掲載された,幼い子の可愛い詩

おてつだい
にんじんのかわを
ピーラーでしゃーっとむいた
むけてないところがないか
あちこちけんさした
てもむいてないかけんさした
しんけんにみていたら
よだれがでたよ

学問の最大の目的は生活を豊かにすること。学ぶことが目的ではないです。学ぶために学ぶというのはおかしな話です。学問はそもそも生活をより良いものするためのものです。

料理のお手伝いという生活に根ざした最高の学習の中で,この子は本気で取り組みました。よだれが出るほどです。カレーなのか肉じゃがなのか,もしかすると人参しりしりかも。可愛い真剣な子どもの姿が愛おしくなります。

言葉を知らない?語彙力がない?そんなことで子どもたちの表現力を図ろうとしてはいけない。感動や熱意でどうとでもなる。この詩は,幼稚園の子や保育園の子が少ない言葉で表現した見事な詩です。語彙力=国語力とは一概に言えません。ものの見方,考え方の方が国語力に大きな影響を与えると思います。

本気で学ぶ授業はまさにこんな子たちが活躍する授業。語彙力や暗記力,知識量だけでなく,子ども一人一人が「自分」を学びの真ん中に据えた「自分の」本気の学び。

4月からの授業でもみんな「よだれ」を出してほしいなぁ。

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