ハイパーハードボイルドグルメリポートに支えられた新生児期
出産して3週間ほど。寝てるか飲んでるを繰り返してて『あれ、思ってたより大丈夫かも子育てって』と思ってた矢先。意味なく泣くようになった。布団に置くと必ず。は?ってなって。背中スイッチとか3週間の壁とかネットには色々書いてあったけど、初めて自分の意思が感じられた。感情の始まり。
昼夜問わず抱っこ。寝るまで抱っこで寝たら下ろしてすぐ起きて泣くので抱っこして。寝てるなーと思いながらも怖くて抱っこのまま部屋をゆらゆら歩いて20分くらい経ってから下ろすとまた泣いて。何をしたら良いという法則が見つからない。結果抱っこし続けなきゃいけない、というかそれが唯一の解決策。
ということは、抱っこはしなきゃいけないものだとしてその時間をなるべく他のことに集中しようと気持ちを切り替える。何かをするのは難しいから見るものだよな。ただ細々としなきゃいけないこともあるし(授乳やオムツ替えや洗い物など)短時間かつそんなに続きが気にならないやつがいい。睡眠時間も短く産後で頭はあまり回ってないので単純だけどほんのりためになるとなお良し。
で、落ち着いたのがハイパーハードボイルドグルメリポートを見ること。小籔さんが映像をみて感想を言う番組で1話の冒頭に【生きることは、すなわち食べること。危険や困難の中で暮らす人達は、どんな食事をして日々を生き抜いているのか? 食を通じ、驚くべき世界のリアルを見てみよう。】と書いてあった。世界のマフィアやギャング、スラム街に住む人などいろんな人が食べてるご飯を見て話を聞く番組。すごくフィットした、気持ちが。メンタル的にどこに対しても良い影響はなさそうだけど、なんかちょうど良くて。座っては見れないから(赤ちゃんて、抱っこじゃないと泣くしさらに言うと座って抱っこしてても泣く、立って揺れ続けないとダメらしい、うちも勿論そう)窓のサッシにiphoneを置いて流しながら立ったまま揺れてた。救われた。時間は過ぎてく。赤ちゃんは寝てる。揺れながら、今日も生かしてるから平和ってことだよね。
夜に母に任せてお風呂に一人で入る時間が唯一の、気が抜ける時間だった。
思い出になって何より。
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