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教室に突然殺人鬼が入ってくる妄想したよね

表題の通りである。

特に中高生の時、そんな妄想をしたりしなかったりなんて誰にでもあったろう。

平穏な日常が突然幕を閉じ、非日常が起こる。とても怖いんだけど、なんだかわくわくする。避難訓練でさえちょっとソワソワする。そんな感じ。

給食後のなんとなく眠い5限目の授業中、突然刃物を持った男が教室にやってくるのだ。

なんか勝てるんじゃないかと、自分が立ち向かいなんやかんや取り抑えクラスのヒーローになるまでがセット。

今回はその延長というか、なんというか。
私は、その『非日常のスイッチ』を自分で押してしまう妄想も、よくしていたというか、今でもたまにする。というお話。

つまりは、自分がもし突然頭のおかしい狂気的な行動を取ったら、今後の人生はどのように進んでいくんだろう。と妄想するのである。

例えば、皆がテストを受けている静寂の空間で突然立ち上がり、思うがままに叫び教室を半裸で走り回ったら、きっとみんなは私の気が違ってしまったと思い、おばちゃんの先生はヒステリックに陥りながらも救急車を呼ぶかもしれないし、女の子は泣き始めるかもしれない、男どもは訳もわからず爆笑するかもしれない。救急車が到着し、病院へ連れて行こうとする瞬間、私はすんっと元通りになり、何事もなかったように振る舞ったとしたら。そしたら私の印象や今後の人生はどうなってしまうんだろう。とか。

例えば、電車で運良く座ることができ、隣の人がパラパラと小説を読んでいる時、無神経にも横からそれを覗き込み引くぐらい大きな声で突然それを音読し始めたら、予想外の出来事に小説を読んでいた当人は固まってしまい、変な冷や汗が流れるも体は動かず、周囲の人はそーっと隣の車両に移動しつつ、恐れを知らない私立大学生がtictokやtwitterに動画をアップして軽くバズり、3日後には鎮火するも、電車音読ニキとしてネット界隈で語り継がれるんだろうな。とか。

そんな変な妄想を日々してしまう。
個人的にはめちゃくちゃ面白いけど、多くの人は理性的な人間であるし私も勿論そうなので、絶対やらないよ?流石に。

しかしそんな陳腐な妄想よりももっと魅力的なというか、独創的で広がりがあって面白い妄想ができて、それを言語化したり具現化できる人が小説家や漫画家なんだろうな、とか思ったり。

私は絵心が皆無なので、漫画なんて書けやしません。

しかしながら、ラーメンズ小林賢太郎さんのような戯曲や、テキトウな笑えるエッセイや、ショートショートを書いてみたり、お笑い作家として芸人さんと笑いをつくったり、何かを考えるきっかけになるようなことを発信したり、そんなことをしてみたいな、と思うのである。

皆が考えたことのある変な妄想、これで飲み会1回分くらいは語らえると思うので、今度是非話してみてほしい。

みんなの頭の中なんて、そう覗くことはないのだから、きっとその人の新たな一面を見ることができるはず。

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