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好きな人の話(5)

0.ちょっと萎える
 皆さんこんにちは。今しがた今日あった講義のリアクションペーパーを書き上げたところなのですが、早くこのシリーズ(?)を完走して自分の中でも整理をつけたいと思い早々に書き始めています。今日は私がAmazonで注文していた書籍が届く日で、とても楽しみにしていたのですが、さっき家に帰ってきて中身を確認したところ角が完全に潰れてしまっていて、なかなか酷い状態でした()。我慢しようかとも思ったのですがこれから長いこと勉強に使うものなので少し面倒ですが明日交換手続きをしようと思っています。文句言っても仕方がないので気を取り直して書いていきたいと思います。

1.新生活と新生活(?)
 一悶着どころか十悶着くらいあったのですが、結局私は後期で受かった大学に進学しました。なんだかんだ言っても初めての一人暮らしは楽しみでしたし、学部学科も一応行きたかったところだったのでそれなりの期待感を持って新生活を始めました。その心持ちで最初の1ヶ月は特に問題なく過ごしていたのですが、ゴールデンウィークに実家に帰った際に雲行きが怪しくなりました。
 せっかくのゴールデンウィークだし集まって近況報告でもしようということで高校の同級生の女の子2人と私を合わせた3人で会うことになりました(以前の記事で少し言及したとても信頼している2人です)。1人(Fと呼びます)は地元の大学、もう1人(Gと呼びます)は県外の大学にそれぞれ通っていたので皆大学ではバラバラになっていました。まだ最後に会ったときから1ヶ月程しか経っていないのに、すごく久しぶりな気が、そして懐かしい感じがしました。2人といるのが心地よくて少し感傷的だったと思います。
 そのときふと思ってしまいました。本当にこのままでいいのだろうかと。今の学部で4年間もやっていけるのだろうか。正直つまらないな。このまま仲の良い友だちとも疎遠になってしまうのだろうか。Bとはもう会えそうもないな。また高校3年の時と同じで後悔の繰り返しになるのか。そんなことばかりが脳裏をよぎりました。
 事の詳細は割愛しますが、私は7月の半ばに大学を辞めました。そして実家に戻りました。母は残ってくれと何度も説得してきましたが、お構いなしに辞めました。どうせ私が将来返すお金なんだから意味のないことに使いたくないしその使い方に口出しされたくない、そういう感じでした。この考えは一方で自己中心的な子どもっぽいもので、他方でそれなりに妥当でもあるように思いますが、それは脇に置いておくとして、当然下宿の準備など諸々を手伝ってくれたのは母でしたから申し訳ない気持ちはありました。それでも私は辞めたいと思ってしまった、だから辞めました。
 実家に帰ってからは、まあ悲惨でした。母との仲はおそらく人生史上最も険悪でしたし私のメンタルも奈落の底でした(自分で辞めておいてかよという感じですが)。
 ただもちろん無条件で帰ったわけではありません。私が次の年には改めて地元の大学に入学し直すことと、さすがに半年以上家で何もしないわけにはいかないので多少のバイトをすることなどを約しました。今考えるとまともじゃないですが、当時はなんとかして大学を辞めたいという気持ちでいっぱいでした。
 これまでの話だと何故辞めるまでしたのかについての説明がついていない気もするのですが、ざっくり言うと①進んだ学部の分野があっていない、②惰性で行った大学でやっていくことへの気分の悪さ(何のアピールポイントにもなりませんが、全てに無気力だったため最後まで過去問などを解くこともしないレベルでした)の2点が辞めた理由でした。
 章タイトルの新生活(?)は実家に戻ったことを言っています()。ちなみにゴールデンウィークに再開した友だちのFと、大学を辞めて地元に帰った7月に会ったのですが大爆笑してました。本当にいい友だちに恵まれています。(ちなみに本稿の写真は当時引越しのために荷造りをしていた様子を撮ったものの切り抜きです。サカイ引越センターさんお世話になりました。)

2.何者でもなくなってしまった毎日
 それからはバイトをしながら勉強をする日々になりました。いや、「勉強をしながらバイト」だろと言われそうなのですが、実際勉強には身が入りませんでした。かといってバイトにズブズブってわけではなかったので、正しくは「バイトと高校生の勉強をする以外大してすることのない19歳」でした。
 正直この頃の記憶はあまりなくて、本当に何者でもない日々を過ごしてました。ただ卒業して半年以上経つにもかかわらず、夢でBの影を見ることがしばしばありました。ずっと会っていないのに。でもだからこそこの頃に気づきました、きっと私はBのことをただの友だちとして以上に好きなんだろうということに。虚しい夢、それでも夢で話せるだけでも嬉しくて。また今日も夢に出てきてくれるだろうかと思い床に就くことは多かったように思います。

3.そんなこんなで。
 3月、私は地元の大学に受かりました。喜びというよりかは安心が強かったです。これでなんとかまたやり直せるという気がして安心しました。学部は前とは別のものにして、これで合わないなら諦めもつくなと思えました。
 晴れて受かったということで、私はまもなくインスタをインストールしました。高校2年生の頃のいざこざ以来消したままでしたが、ちょうどいい節目だと思い入れました。仲の良い一部の友だちとだけ交流できるように、そう思ってのことでした。(ちなみに誠に遺憾なことに最初のフォロワーはCでした、、、。実は僕が大学を辞めたあともCとは時折り連絡を取ったり2、3回会ったりしていました。それはともかく、)3、4人ほどに連絡をしてフォローをしてもらい、とりあえずこれで良いかと思っていたところで止まっていた時間が動き始めました。
 深夜に通知が来て何かと思ったらBからのフォローリクエストでした。そのときは自分の鼓動がいつもよりずっとはっきりと感じられたように記憶しています。深夜だったのですぐにフォローを返しては気持ち悪がられるかもしれないという謎の心配をして私は翌朝フォローを返しました(なかなか寝付けませんでしたが)。インスタを再開したのにはひょっとしたらBとまた会えるきっかけになるのではないかという淡い期待が込められていたので、いい意味で期待を裏切られましたね、、。ちなみに今DMを遡ってみたところ3月中は私が一方的に彼のストーリーに反応しているだけでした()。

4.次の記事などについて
 以上が私が高校を卒業してからの1年間でした。ところどころ深掘りしたい点もあったのですがそれは個別の記事に回したいと思います。次の記事で一応このシリーズは締め括れるかなと思いますので、そちらも気が向いたときにでも読んでいただけたら嬉しいです。もう日を跨いでしまいましたが明日はスロースタートですのでゆっくり休もうと思います。最後までお読みいただきありがとうございます。

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