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好きな人の話(2)

0.飽きた 
 さっきまで昨日受けた講義のレジュメを読み返していたのですが、飽きてしまったのでnoteを書くことにしました。書いている途中の話を早く書き終えたい気持ちに駆られてます。

1.高校2年生春そして夏
 前回の記事で私が一目惚れしたBと高校2年生に進級したときに同じクラスになったところまで書きました。今回はその続きから初秋の文化祭までの回顧録みたいな回です。
 高校2年生のクラスがどんなだったかというと、1年生で同じクラスだったとても仲の良い女の子友だちはいたのですが、男子は1年生で同じクラスだった人がゼロでした。もっとも、私の性格的には新しい人と関わることはそこまで苦ではないので、とりあえず話せそうな人に手当たり次第話しかけてやろうという気持ちでした。そして何よりBとの仲を深めたいという気概に満ちていました。
 と意気込んでいた私ですが、後ろの席の子に先手を取られました(言い方)。体育館での始業式を終えて早々に僕に声をかけてくれたのです。聞いたところその子(以下Cと呼びます)と僕の地元は一緒らしく(当時は隣の市から電車通でした)、なんとBと同じ部で面識があると言うのです。
 これはしめたものだと思った私はすぐ彼と仲良くなりました。不純な目的はありましたがとてもいい人だったし、慣れないクラスで友だちがいるのはありがたいと思ってのことでした。そして段々とBとも仲良くなりたいなと思っていました。
 当時のクラスはやや変則的な構成になっていて、選択科目がかなりごちゃ混ぜだったし、コースという概念が存在しており、それによってもバラバラになるクラスでした。奇しくも私とB、そしてCは同じコース、同じ選択科目だったので全ての授業を一緒に受けることができました。クラスの感じはとてもよくて、男子数人で一緒にお弁当も食べるし放課後もよくおしゃべりをするし、修学旅行のお土産は交換するしといった具合でした。
 かなりクラスとしても、個々人としても親睦が深まった夏のある日(たしか7月頭くらいだった気がしますが)、Cは私をオープンキャンパスに誘ってきました。当時私が興味のあった学部とCの希望していた学部が同じだったため良かったら行ってみないかとのこと。正直言って当時頭の中がお花畑だった私としてはどの学部、どの大学に行きたいのかなんて二の次で漠然と地元から離れたいと言う思いを抱えている程度でした。とはいえ実際の大学がどんなものか見れるいいチャンスだし、県外の大学まで行くとなればプチ旅行みたいなもんだと思い私は二つ返事で賛成しました。また、夏休み明けに控えた文化祭・体育祭の準備もある時期だったので忙しない夏休みの幕開けになりました。

2.高2の夏休みと急展開
 というわけで1学期の期末試験を終えた私たちは夏休みを迎えました。夏休みとは名ばかりでそこそこ補習期間もあったし先に述べたように文化祭準備や体育祭練習もあって、よく高校に行ってた気がします。
 この時期になると何故か私はBではなくCとよく遊ぶようになっていました。今となっては何故だろうと思ったりもするのですが、もともとBは人と極端に近い距離感をとらない人だったのはありますが、おそらくそれは理由にはならないと思います。当時Bとそこまで深く絡まなかった理由はBに彼女ができたからだと今となっては思います。当時の私はBへのふわふわとした、でも確かな好意を抱いていましたが、恋愛的なものだとは認識しておらず、彼女ができたことに対して解像度の低い認識しか持てていませんでした。
 そんななか、前々から計画していたオープンキャンパスは僕とCの他に女の子2人の計4人で行って、オープンキャンパスの後は近くの観光スポットなんかを巡って1日満喫しました。オープンキャンパス自体は何の問題もなく終えましたが、このあたりから雲行きが怪しくなりました。
 このオープンキャンパス旅行のときのCがやたらと私への距離感が近いのです。仔細は割愛しますが、帰りの新幹線では頭を寄せ合って寝るというほど。なんてもんを見せたんだとあのときの女子2人には謝りたい、、、。かくいう私もその当時はかなりCに好感を持っていたので為されるがままといった感じでしたが。
 そして夏休みのある日、Cの自宅で課題をしている最中のこと、口にキスをされました。正直「え、どゆことだ」という感想でしたが、そのときのC曰く、かなり私のことが好きらしく、始業式のとき真っ先に声をかけてくれたのも、私のことを可愛いと思ったからだそう。要は告白をされました。
 今思えば本当にバカだったと思いますが、Cの熱意のようなものに押し負けた私は彼の告白を拒むことができず、もっとズブズブの関係になっていきました。もっとも、当時の私自身、大切にしてくれて優しくしてくれる彼のことが好きだったのだと思います。
 その後はもうすごくて、周りに悟られないようにしながらも学校でイチャイチャしてました。酷いとき(?)には誰もいないトイレや教室でキスしてましたから本当に若さって怖いです。
 そんなイチャイチャムードも冷めやらぬうちに文化祭・体育祭が終わり、秋になりました。ここでまた大きな転換点を迎えるのですが、電車が駅に着きそうなので、それについては次回以降で書きたいと思います。
 もしお読みいただいた方おられましたらありがとうございます。次もお読みいただけたら嬉しいです。

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