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【うつ×休学】みんな立ち止まらずに進みすぎじゃない??


こんにちは、きりしまです。
私、何度も言いますが、休学→復学を経験。
また、大学では心理学や福祉を学んでいて、困りを抱える人を支援するための勉強をしています。
それに加え、自分自身も親と不仲だったり、中学高校で不登校やリストカットを経験したりと、ある意味「当事者」でもあります。

何と言いますか、世間から見れば「一風変わった経験」をした私から言わせてもらいたい。


あのさ、みんな立ち止まらずに進みすぎじゃない??
どのタイミングで悩んでるの??
なんでそんなに将来とかいろんなことポンポン決められるの?
決断早くない??



私の場合ですが、
幼稚園保育園から小学校六年間過ごし、
「君の成績ならこの高校やろうなぁ」
なんて先生に言われ、
多感でしんどい中学三年で高校受験をくぐり抜け、
ようやく受験終わったと思ったら、進学校の高校では
「大学どこにするか考えろよ、勉強は手を抜くな、でも部活もやってほしい」
なんて言われて、
よくわからないまま偏差値で大学を決め、
大学に進んだら今度は
「就職の準備しなきゃ」

私立の中学や小学校、もしくは幼稚園とかから受験している子どももいるという。
あのさあのさ…
みんなどこで休んでるの??
何を基準に進路や将来を決めてるの?
夢? 偏差値? 興味? 何となく?

学校にいるとき、私は、自分で自分のために時間をきちんと使えた感覚がなかった。
勉強、部活、友達関係、受験、家族…
いろいろなものにもみくちゃにされて、自分がわからなくなっていった。
ただでさえ毎日生きるのに必死なのに、
「将来のこと真面目に考えてるのか」
「もっと現実見なきゃだめだぞ」
「がんばらないと」
って大人は言うし、周りのみんなはそれにうまく乗っかっているように思う。


高校の時、よく私だけが取り残されているように感じた。
皆はきらきらしていて、私だけが、汚い、間違った存在だと思っていた。
流れに乗れない自分は、おかしい存在なんだって。


大学を休学したとき、はじめて、
「自分のために時間を使う」
ということを知った。
果てしなく続く真っ白な手帳のページ。
休学中、手帳に書き込むのは、「やらなければならないこと」ではなく、「自分がやりたいこと」だった。
その時に、ほんとに何とも言えない感情になったのを覚えている。

私は、とんでもない重しを抱えながら、とんでもない速さで走っていたのだと。
ある意味、足がちぎれてしまっても、おかしくなかったぐらいだったと思う。

休学し、自分の意志で立ち止まって、みんなが走っているのを見ても、不思議と嫌な気持ちにも、劣った気持ちにもならなかった。
むしろ、立ち止まって、自分の抱えていた重しと向き合ったことで、なぜか体が軽くなった。

休学した当初はしんどかった。
でも、今思うと、立ち止まってよかったと思う。
私は、あの時、選択してよかったんだと、そう思う。


だからこそ。
立ち止まることは悪くない。
世の中には、たくさんの「止まること」がある。

休学だけじゃない。
例えば、休学、留年、浪人。
例えば、不登校、また休職、退職、療養、入院…
でも、あなたに合わせていいと思う。
人に合わせる必要は、ない。
あなたが、あなたの生きやすいペースで歩めれば、それでいいのだと思う。


だから私は何度も言いたい。
立ち止まることは、悪くない。
あなたが、いつか前を向けますように。

毎日のコーヒー代に。