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子どもの思春期に悩む友へ

あんなに可愛かった子どもが豹変する思春期は、親としても忍耐力が試されるときでもあります。
単純に、子どもにバカとか死ねとかクソとか言われると、へこみますよね。

息子が9歳か10歳のときに書いた詩です。(息子は今、18歳)

https://note.com/jupiteriya/n/n57d08de1c089

ほめても叱っても、親から言われることは気にくわない年頃に突入したな、きたな、と思って書いた詩で、まだ比較的余裕がありましたね。

その後、だんだん反抗が激しくなり、中2のときがピーク。ガラス割ったり、私も息子も泣いたり大変でした。私がプチ家出したりしてね。

保育園時代からのママ友の長男くんが今まさに思春期/反抗期に突入しているようで、先日、SNSでもそんな投稿をしていました。
「息子はだいじょうぶだろう」とは結んでありましたが、それでもしばらくそんな日々が続くのはしんどいですよね。

そこで、すでに少し懐かしい気持ちもあり、スタンドFMのラジオのトピックにさせていただきました。
上に貼った息子の詩の朗読もしています。

https://stand.fm/episodes/60bc1b6c3612c650ed67a09a

子育てこそ言葉の力が発揮される現場だと思います。
私はほめることはそんなにしなくてもいいんじゃないかなー、と思うのですが、愛情を伝える言葉や「信じているよ」といったことは積極的にやったほうがいいと思います。それが反抗期以降の貯金みたいになるから。

(ほめることについて。もちろん本気ならいいと思いますが、「とりあえずほめる」とか「ほんとはそう思ってないのにほめる」のは子どもにバレますからね。。)

その貯金で、子どもは思春期という自分を含むなにもかもがいやんなっちまう時期でも自分を好きでいられたり、外でヤンチャしないでいられるのかな、と。

貯金には一見、悪い効果もあります。
それが冒頭に書いたバカクソ死ねうざいといった暴言です。要は甘えているのですよね。親(というか主に私)には悪態ついても、思春期でも外面はめっちゃよかったです、息子。

で、言葉の力に戻りますが、言葉の力を封じることも、子どもの暴言の前には必要です。ていうか、言葉なんて受け取る人がいなければ簡単にその力を失ってしまうんだから、流せばいい。まともにとりあうと、めっちゃ疲れます。

まー私はまともに正面からとらえて激昂してましたけどね。
だから「簡単にゆーな」って言われるかもしれないけど、今となっては「バカクソ死ねうざい=かあちゃんだいすき」なんだな、とわかる。

言葉自体にはいいも悪いもないです。生かすも殺すも自分次第。反射的にムカっとすることはしばらく続くかもしれないけど、このことを忘れないでいられたら、ほんのすこーしは楽になれるかも。

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石渡紀美(イシワタキミ)
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