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PMのお仕事

初めての投稿!
特にnoteに興味があった訳でもないけど…
たまにメールが飛んでくるので何気に見ていたら
PMという言葉が目に止まった。
まさかと思いながら内容見てみたら、やはりproject managementについての話だった(°_°)
こんな物がテーマアップされてる……
そして募集されてる……
じゃーちょっと書いてみるかーって感じでペン?を取りました^_^

私が新卒で某メーカーにフィールドSEとして就職したのは今から約35年ほど前。
当時はまだホストが幅を効かし、PCはキャラクターディスプレイの時代。
Windowsが出て来たのは7,8年後ぐらいだったかな。
そう言った意味では、ITの進化の歴史をリアルタイムで見て来た、そしてその進化の速さに圧倒されながらも、SEとしてお客様に最高のシステムを提供すべく、その時々の最新技術を習得しながら、ひたすら走り続けた日々だった様な気がします。
その後出て来た(注目された)物/技術
Windows、RDB/sql、UNIX/Solaris、サバクラ構成、インターネット/web、HTML、クラウド

そんなこんなしてるうちにPMとしての役割も担うに至り……
上記の様な時代ですので、PMって何するの?
については非常に混沌としていました。
(ある意味今でもそうなのかな)
笑い話になるかもしれませんが、小学生の長男に「お父さんてどんな仕事してるの?」と聞かれ、返答に困った私は、「お客さま先に行っていつもすいません、って謝ってるの」と答えたのを思い出しました(笑)
簡単に言ってしまえばQCDを遵守しプロジェクトを成功裡に終わらせるためのマネジメント!
???ん?
具体的には何するの?って話ですが…
これはいっぱいあります。

話を身近にするために、友達と4,5人で旅行にでも行く事を想像しましょうか。
①どこ行く?、予算はいくらぐらい?、いつ頃?にしようか。希望ありますか?
②じゃーこんな感じでどう?
③最終的にいついつ、どこどこへ行くことに決めました!
④行ってみたら……
雨が☔️…、工程に無理が…、予算オーバー、いびきが…、どこどこでお土産買いたい!、明日帰らないといけなくなった、病人が出た!
等々
様々な問題も起こりうるでしょう。
旅行から帰って来た時、みんなに楽しい旅行だったと言われるためには、主催者としてはどうすべきか??

①計画
まず計画段階では、参加する人々の希望を丁寧に聞く必要があるでしょう。
そして意見調整。
計画作成。
②旅行
そして旅行へGO!
日程通りに旅行を満喫
何か問題が起こっても即解決。
参加者全員満足のもと旅行日程終了!
③旅行後
また行こうね!
今度はこんなとこ行きたい!

サクセスストーリーとしてはこんな感じかな^_^
でも、この様に上手く行くためには、主催者の陰ながらの努力があったりします。
この辺からPM視点での表現を加えて行きます。
①計画段階
みんな好き勝手言ってくれるけど…
前提条件、制約条件の整理をします。
→予算はこれぐらいにしないと全員参加は無理だな。
→今回は二泊三日
プライオリティ付け
→人数が多い方の意見を採用
→予算優先
リスク管理。
→雨降ったらどうする?
→日程に無理はないか?(乗り遅れ、渋滞、雨…)
→ケガ人/病人が出たら…
→行けない人が出たら…ドタキャン!
→休みだったら?
☆ここは経験値(前回こんな問題があった、前行ったどこどこは良かった)や旅行先に関する知識(名勝地情報、最近のトレンド、名産物、近くのアトラクション、クーポン券の有無等々)が必要となります。
☆更にコミュニケーション力が必要
人との意見調整をするわけですから、コミュニケーション力、ファシリテーション等のスキル、必要に応じて傾聴のスキル等も必要となってくるでしょう。
旅行の計画書作成
→いつ、どこへ、参加者、予算、旅行日程、待って行く物リスト等々
☆活字にする事で皆んなの早期合意形成が図れる。そしてこれをベースとして話が進められる。
☆後々何か問題があった時、ここに書いてあります!と言える。
いざ旅行!
問題対応、是正
→計画時想定していなかった事象発生時の対応がメインになるかと…
☆先に示した計画段階でのリスクの想定がどこまでできていたかがポイント。
☆未然に防ぐ事と、起きてしまった時には早期解決(初動対応が大事)することがポイント。
→新たな要望発生(卓球したい、××まで足を延ばしたい…)
☆フレキシビリティーの確認とプライオリティ付け。簡単に言ってしまえばいかに臨機応変な対応ができるか。経験と知識がものを言う。
記録
→トピックや感想などを写真と共に保存しておく。
☆後々の良い思い出になるだけでなく、レビュー時の大事な資料となる。
旅行終了後
レビュー
→良かった事/まずかったところ/新たな要望などをまとめておきます。
→これは次回以降の旅行の際とても参考となる情報となります。
☆次回はこうしようとか(是正策の検討)、この辺も考慮に入れようとかを考え、更に共有する事でそれまでの知識が知恵となって蓄積されます。ザックリこんな感じでしょう。

これをIT系のPMとして捕捉すると…
上記の旅行とは、規模も必要となる知識もだいぶ違って来ますので、フェーズも細分化され、ツールやメソッドも様々な物が提唱、提供されています。
例えばウォーターフォール。
概要設計/基本設計/詳細設計/実装(コーディング)/現地調整・教育/納品・検収/アフターフォロー
その後必要に応じてエンハンス、V-UP
社内的にはプロジェクトレビューが実施されます。
こんな感じでフェーズ管理され、通常はフェーズ間にフェーズゲートが存在します。
更に、先の旅行に出て来なかったものとしては、
フィージビリティスタディ、見積り(提案書)作成(旅行で言えば予算と計画書)、体制図やWBSの作成等々作成する文書も当然増えて来ます。
フィージビリティスタディだけフォローしておくと……
フィージビリティとは日本語に訳すと有用性とかそんな感じだったかな?!
簡単に言うと、今回のコア技術で要求仕様を満たせるかを事前検証する作業。
必要に応じてプロトタイプを作ったりします。
昔はプロト作るだけでも結構大変だったので、お客さまが実際のUIを確認できるのは物が出来上がってから……と言うことも珍しくなく、その結果こんなはずじゃなかった!って事で手戻りによる工数増大なんてのも結構あったみたいだけど、今じゃチャチャちゃっと画面のUIや遷移イメージが作れちゃう、更にはクラウドのサービスが充実していてそれでOKってケースも……いい時代になりました。
ついでに有効性/妥当性について。
ISO9001(QMS)等でも頻繁に出てくる言葉、
何をもって有効と判断しましたか?
妥当性はどうですか?
なんか言葉遊びの様ですが、英語を訳す際にその様な言葉を当てはめた様です。
例えば今回納品したシステムについて、当初のKPIを満たしているのか?操作性一つとっても使える(使いやすい)システムとなっているか?
SE時代によく言われた事ですが、動くシステムと使えるシステムは違う……違いは操作者目線でのシステムになっているか否かです(言い切っていますが、個人の見解です^_^)
言い換えれば、基本仕様書通りに動いているシステム。これが実際に動いた時、操作性が非常に悪かったりします。ボタンの位置がウインドウ毎に違ったりとか画面の大きさとか、データの削除が確認ウインドウなしで出来ちゃったりとか、表示順がおかしかったり、やりたい事が直感的に分からないとか……枚挙にイトマがない。
従って導入前にユーザーによるテストを十分に行うことが妥当性を担保するための重要なファクターだと思います。

ついでにマネジメントについて
マネジメントとは?
簡単に言っちゃえば、「限られた(与えられた)リソースを最大限に活用し、当初の目標を達成することあるいはそのオペレーション」
↑簡単じゃないか??
まあそんなとこかと理解しています。
一方、和訳の管理という言葉。
ちょっと違和感があります。
昔ながらの管理職さながら…
なんで納期内にできないんだ!、頑張れ!、なんでトラブルばかり起こるんだ!
一人だけ対岸にいるというかなんというか……
それあんたの仕事でしょって言いたいこともそうだが、そもそもマネジメントの意味を理解していないのでは?
と思った日々も遠い昔(笑)←もうSE(PM)卒業しました^_^

横道にそれましたが、PMについての続き…
先述の通り技術的(含むメソドロシー)にはある程度確立されて来ているのかもしれませんが、厄介なのは人のマネジメント。
特に理科系(もっと言うとSE)って、内向的な性格の人、良い意味で?コダワリのある人、融通の利かない人、ちょっと言い過ぎか??
が多く、SEとしては非常に優秀だったのにマネジャーになったら伸び悩むという人も少なくないかと。なにせ人というのは必ずしもマニュアル通りには動かない、一律の動きをしない、更には感情も持っている…育てることも必要。
そうなるとそれまでSEとして要求されていた要件に加え、全く違うリテラシーが要求されるためだと考えています。
人をまとめ、育て、ある時は悪者になり、上との間に挟まれ…
ロクなものではなかった様な気もしますが、最後にお客様から言われる「ありがとう!」この一言で全てが救われた気がしたものでした。

どこか一部でも共感できる方がいらしたら幸いです。
長文失礼しました。

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