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日本語の乱れについて感じること

常にここ最近、常日ごろ思うこと。

日本語の乱れが気になる。

日本語の乱れとは、[規範的とされる日本語との間に齟齬が生じることを否定的に捉えた言葉。]と定義される。

日本語の乱れには、音韻、文法、語彙、表現などの面がある。例えば、「ら抜き」や「来れる」
などの言い方は、日本語の乱れとされることがある。

しかし、日本語の乱れとされる言い方の多くは実は戦前からあるものであり、言語の変化や多様性を反映しているとも言えるそうだ。
また、SNSなどの普及で文章を発信する機会が増え、様々な表現を受け入れる傾向が強まったという見方もあるらしい。

日本語の乱れについては、人によって感じ方や評価が異なるが…

日本語の変化には、歴史的な時代や社会的な状況によって、大きく分けて古代日本語、中古日本語、近世日本語、近代日本語、現代日本語の5つの段階があり、それぞれの段階で、音韻、文法、語表現などに様々な変化が起こってきたとのことである。

例えば、古代日本語では「大和言葉」と「漢語」が混在していたが、中古日本語では「和漢混淆文」が発達した。近世日本語では「仮名遣い」や「敬語」が整備されました。近代日本語では「国語国字問題」や「言文一致運動」が起こり、現代日本語では「外来語」や「新造語」が増えてきたのである。

日本語の変化には、様々な事例があるが、どれも日本の歴史や文化を反映しているようだ。

中世の日本語は、中古日本語と近世日本語の間に位置する、日本語の発展における一段階で、この時期には、古典日本語が崩壊し、音韻、文法、語彙、表現などに様々な変化が起こった。

中世の日本語の特徴としては、以下のようなものがある。

動詞の活用形は9種類から5種類に減少。
仮名遣いや敬語が整備。
和漢混淆文が発達。
今の共通語にはない音便形が見られた。
中世の日本語は、現在の日本語に近い形となったが、まだ多くの違いがある。中世の日本語を読むことは、日本の歴史や文化を深く理解することにつながると思う。

あなたは中世の日本語を読んだことがありますか?

中世の日本語で有名な文学作品は、たくさんありますが、代表的なものとしては、以下のようなものを列挙する。

軍記物語:武士の活躍や戦乱の様子を描いた物語です。例えば、「平家物語」「保元物語」、「太平記」など。
浮世草子:当時の風俗や人情を描いた短編小説。例えば、「醒睡笑」、「好色一代男」、「浮世風呂」など。
読本:絵本や芝居に対し、文を読ませるのを目的とした本。例えば、「宇治拾遺物語」、「今昔物語集」、「南総里見八犬伝」など。
これらの作品は、中世の日本語の特徴をよく表している。

規範文法とは、言語の使用上の「正・不正」を決めた規則から成り立つ文法。学校で学ぶ文法規則などは規範文法にあたりる。規範文法は、「言語はこうあるべき」という考え方に基づく文法。規範文法の対義語は記述文法。記述文法とは、話者が実際に産出する文を観察するもの。

記述文法とは、話者が実際に産出する文を観察する文法。記述文法は、「言語はこうあるべき」という考え方ではなく、「言語はこうなっている」という事実に基づく文法。記述文法は、言語の実態をありのままに記述することを目的としている。記述文法の対義語は規範文法。

わたしもあまり言えたことではないけれど、とにかくここ最近は日本語の乱れが激しいと思う。
新聞記事においても、「この表現は如何に?」と思うこともある。

新たな時代の文学、文法が出現する兆しなのかもしれないが。
今度はどのような時代に進むのかということに関心をそそられる。

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