エピソード大喜利＃47　お題：週刊文春が大スクープ！クローゼットに隠れていたのは矢口真里と誰？

2024年になっても止まらない週刊文春のスクープ。
大物芸能人から清純派アイドルまで狙った獲物は逃さない確実性の高い速射砲に世間も否が応でも注目せざる得ない状況が続いている。
最近ワイドショーを賑わせているのが矢口真里の不倫のニュースだ。
きょうもテレビでは舌鋒鋭い司会者がコメンテーターを上手に巻き込みながら話を進めていく。
 
『ここまでが昨日までに出ていた情報です。そしてきょう新たな情報が出てきました』
カメラを見たり、コメンテーターを見たり、忙しくスタジオ内を動き回りながら喋る司会者をカメラが追いかける。
 
『そしてきょうびっくりする情報が飛び出しました！なんと矢口真里さん、クローゼットに1人で隠れていた訳じゃないんです。なんとクローゼットにはもう一人、人が隠れていました。それがなんと…、…。この続きはCMの後でしっかりやりましょう』
 
司会者がそう言うと、テレビ画面はバスタオルに気持ち良さそうに顔をうずめる好感度の高い女性タレントを起用した洗剤のCMに切り替わった。
 
『さぁお待たせしました。もう一度おさらいすると、不倫をしていた矢口真里さん。クローゼットに隠れているところを旦那さんに見つかってしまいました。ここまでが先週の週刊文春に載っていた情報です。そして今日発売された文春になんとクローゼットにいたのは、矢口さん1人ではなかったということが明らかになりました。それは一体誰なのか！』
 
司会者がスタジオに置かれている大きなフリップに貼られたシールを剥がすと、そこにはこんな文字が書かれていた。
 
＜とにかく明るい人＞
 
『とにかく明るい人が一緒にいたそうです、なによりですね』