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この数値の意味って何?【F値編】

皆さんこんにちは!じゅんです!
今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!

前々回は焦点距離について、前回はシャッタースピードについての説明をしましたが、また別の大切な数値のお話があります。

それが、F値(絞り値)です。

「これからカメラを始めよう」
「最近カメラを始めたんだ」

そんな方にとって大切な記事となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください!

では早速いきましょう!

F値(絞り値)とは

F値とはレンズの絞りの値のことです。
・・・といっても、これだけじゃよく分かりませんよね。

イラストにするとこんな感じです。

画像1

イラストが上手くなくてすみません・・・笑。

F値が小さいF2.8だと、真ん中の穴が広いですよね?

この状態だとより多くの光を取り込むことができるので、F値が低いレンズほど「明るいレンズ」と呼ばれます。

逆にF16のようにF値(絞り値)が大きい状態だと、光の入る部分が少なくなります。

ですのでシャッタースピードやISOなどをきちんと設定しないと暗くなってしまいます。

これがF値に関する概略ですね。

F値が低いor高いとどうなるのか?

ではこのF値の高低で何が変わるのでしょうか?

先ほど明るい、暗い写真になるということを述べてきました。

それも1つの要素ですがそれ以外にもF値は写真に大きな表情の変化を与えてくれます。

F値の変化によって主に以下の2つの変化があります。

・明るさの違い
・ボケ感の違い

それでは1つずつみていきましょう。

・明るさの違い

先ほどチラッとお伝えした明るさの違いについてもう少し詳しく述べていきましょう。

F値は低ければ低いほど明るく、高ければ高いほど暗くなります。

この2つの写真をみてください。

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画像3

1枚目はF2.8、2枚目はF11の写真です。
(シャッタースピード、ISO、露出は全て同じ)

かなり明るさが違いますよね?

このようにF値が高くなるということは、レンズをしっかり絞るということなので、光があまり入ってこないのです。

それによって暗い写真になるということです。

・ボケ感の違い

次にボケ感の違いについてもみていきましょう。

先ほどの写真を同程度の明るさにした2枚をご覧ください。

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画像5

1枚目がF2.8、2枚目がF11です。

後ろの椅子の背もたれ部分が大きく異なるのがわかりますか?

F2.8だとかなりボケていて、F11だと多少輪郭がハッキリしている感じですよね。

このことからF値が低ければ低いほど強いボケ感を出すことができることがわかります。

逆に輪郭をハッキリ出したい時にはF値を上げて全体にピントを当てる必要があるということですね。

F値は低ければ低いほどいいのか?

このF値が低いと、明るい写真が撮れ、かつ強いボケ感も出せます。

こういうことから、F値は低ければ低いほど良いと思われますよね?

これは半分正解で半分違うと僕は思います。

というのも前回の記事でも述べましたが、撮りたいものに合わせて設定が変わるからです。

・ボケ感を出したければF値は低く
・暗めの写真が撮りたければF値は高く

このように状況に応じてF値は変わってきます。

そういう意味ではF値は低ければ低いほどいいと一概には言えないと思います。


ただ、半分正解というのにも理由があります。

それは買うレンズのF値がどれだけ低く設定できるかに関してです。

これに関しては低ければ低いほどいいと言えるでしょう。

というのも大は小を兼ねるに近い考え方で、F1.4まで下げれるレンズでもF2.8の設定はできますが、F3.6のレンズではF2.8の設定はできないからです。

強いボケ感を出したいのにF3.6までしか下げられない、となると最高に満足のいく写真を撮れません。

ですので、レンズ選びに関してはF値が低ければ低いほどいいと言えるでしょう。


ただ、当然ながらF値が低いレンズであればあるほど価格は高くなりがちです。

まあこの辺りは予算との相談という感じになりますかね。

単焦点レンズかズームレンズか

最後にレンズ選びに関してお伝えしたいことがあります。

単焦点レンズかズームレンズか、どちらを選ぶべきなのかと悩みますよね?


これに関してはどっちが正解とかありません。
自分がいいと思ったものが正解です。


でもそんなことをいうと、何の参考にもなりませんので一つの基準をお伝えします。

それがF値の観点から選ぶことです。

先ほどもお伝えしたようにレンズのF値は低ければ低いほど良いです。

そこで単焦点レンズは比較的F値が低いものが多いです。

対してズームレンズはF値が比較的高くなりがちな上、焦点距離が長くなればなるほどF値も高くなるものもあります。

例えばTamron28-200mmというレンズはF2.8-5.6となっています。

これはズームをすればするほど最低のF値がF3.2→4.0→4.8といったように上がっていきます。

ですのでこのレンズで200mmの焦点距離の時のF値はF5.6が最小となるわけですね。

こういうことから考えるとズームレンズは比較的F値が高くなりがちで、かつ最小のF値も変化するものがある、ということが分かります。

ですのでF値という観点からレンズ選びをすると単焦点レンズの方が有利になるのかもしれません。描写力も高いというように言われてますし。

これも一つの参考にしてみてください!

まとめ

さて、いかがだったでしょうか?
今回はF値についての記事でした。
では、振り返りをしていきましょう!


F値(絞り値)とは

レンズの絞りの値のこと。

F値が低いor高いとどうなるのか?

【F値が低い】
・よくボケる
・明るくなる

【F値が高い】
・輪郭がハッキリする
・暗くなる

F値は低ければ低いほどいいのか?

状況に応じてF値の良し悪しの基準は変わる。
ただ、レンズに関しては最小のF値が低ければ低いほど良いと言える。

単焦点レンズかズームレンズか

F値という観点から見れば単焦点レンズの方が有利。


今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!

ではまた!

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