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【感謝】「ありがとう」使いこなせていますか?

「感謝」は大切で、そして難しい、
というお話をいっせき…。
今日は、朝日新聞のオピニオン面は
とても読み甲斐がありました。
テーマは「ありがとうの魔力」。
三人の投稿記事です。

一人めは漫画家ひうらさとるさん。
東日本大震災でも、
漫画家にできる災害支援を
呼び掛けた経験もある作家。
コロナ禍でも、医療従事者へ感謝を
伝えようと、ツイッターで、
医療従事する「ヒーロー」たちを讃える
イラストの投稿を呼び掛けたそう。
たくさんの思いがこもったイラストが
集まりましたが、10日後、
ある看護師が「ありがたいけど、
この企画は嫌いです」と
ツイートしたのを受け、ひうらさんは
投稿をやめ、全投稿イラストも削除し、
謝罪したそうです。

看護師さんは、自分たちが
誉め称えられる企画の何かに
気味悪さを感じたのでしょうか。
鈍感な私は、素敵な企画だったように
感じるのですが、、、。

二人めは、社会心理学者の相川充さん。
日本人は、普段は「ありがとう」より
「すいません」をよく使うと指摘。
素直な感謝の思いより、
更に相手の立場を想像し、
自分の事なんかで時間や労力を
かけさせてしまって申し訳ないと、
すまなく感じる感情、、、
これは非常に繊細なやり取りですね。

私たちは、しばしば、
「相手の気持ちを考えよう」
「相手の立場になろう」と口にしますが、
私は今まで「他人の気持ちに
なれる訳がないでしょ」と、
この倫理的なフレーズには
嘘くささを感じてきましたが、
「すいません」を連発する心理には、
相手が自分のために使った時間や労力を
想像する心の動きがあったんですね?
そういえば、人の目を気にし過ぎるな、
なんて言葉もあります。
実は普段、知らず知らず、
他人の気持ちを計測してたんですね。

三人めの投稿記事は、ライターの
西澤千央(ちひろ)さん。
個人的にはあまり心に来なかったので、
ここでは割愛致します。

よく校長先生の朝礼や
テレビのキャスターが
頻繁に倫理的に呼び掛ける
「相手の気持ちになって考えよう」。
実は普段から、自分でもしてることを
知らされましたが、
一番心に残ったのは、
漫画家ひうらさとるさんの
呼び掛けが、看護師さんに
反感?をかってしまったこと。
「善」を行うのは本当に難しい。
でも、諦めてはいけない。
ひうらさんも投稿の最後に、
まだまだ、できることはないか、
探してると書いていました。

相手の気持ちになる…
簡単に言いますが、これは
本当になかなか、できないです。
なぜなら自分は相手ではないから。

だけど、相手の気持ちになる努力、
諦めてはいけないのでしょうね?

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