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【イジメ】千鳥の相席食堂で、イジメについて考えさせられました。

「いじめられてた頃、
それは僕のせいだ、
自分が悪いからだと思ってた」

画面にいるのは、
元プロボクサー、内藤大助さん。
高校時代、イジメにあってたそう。

それを受けて、
スタジオにいる千鳥が
ピリついた空気を収めるよう
「当時はそう思わないと、
やってけなかったんですよね、、、
これはほんま辛い話で…」

さっきまでは、
自由気ままに旅をする
ロケ番組の「相席食堂」。
その日は内藤さんが
故郷に帰るという企画。

母校を見に行くクダリで
内藤さんはイジメの話で
ポツリポツリと思い出を
語りだしたんです。

内藤さんは「自分が悪いから
イジメられたんだ」と言った後、
慌てて、千鳥大悟が、
これはコメントを添えないと
ダメだと思ったのでしょう。

それまでぼんやり観ていた私も
慌てて姿勢を正しました。

クラスの男子全員と
イジメの中心人物で、
学校そばの藪まで行くと、
悪の中心人物は、
内藤さんに一人一回キックしろ、
今日はサッカーの練習だ、と
命令したらしい。

クラスの男子も一人ずつ
出てきては、時に泣きながら
内藤さんを蹴ってゆく。

内藤さんは、この時も
自分が間違っているからや、
と悔しくて泣いたそう。

自分が悪いからイジメにあう、
そう暗示にかけてくしかない
状況って、考えただけで背筋が震える。

イジメ、イジメと言って
実態までわかった気になりますが、
実態は、壮絶な自己否定です。

内藤さんはよく顔も殴られたから
ボクサーになってやる、
と心に誓ったそうです。

心が強かったんですね。
メンタルがぼろ雑巾みたいに
なって、下手したら自殺してても
おかしくないギリギリのライン。

いやあ、内藤さんは
教師の一人に助けられたそう。
これは死と紙一重でしたね。
今だから言える話ですね。

その後に本当にボクサーになり、
世界チャンピオンになるのは
もう脱帽です。

私も小学4年で番長に反抗して
クラス中からイジメられました。

あの頃、私はイジメをどう
受け止めていたのかなあ?

ただただ、毎日、
当時大流行したナメネコの
下敷を抱えて、
たった10分の休み時間が
永遠に続いたらどうしようと、
一人、教室の席で泣いてました。

ボクサーになるんだ、とか、
逞しい野心は抱かなかった。
でも、自分が悪いからだ、
と思うこともなかった。
とにかく、毎日が辛かった。
でも学校には行ってました。

不思議ですね、いまは
引きこもりーマンになり、
毎日リハビリしてる位なのに(笑)。

だから私はまあ、凡人として、
どうにか今まで生きてこれました。
ケイワイさゆえ
自殺もしなかったのでしょう。

きっと今も、内藤さんみたいに
辛い目にあっている人が
いるかもしれません。
いや、きっといるでしょう。

でも、その人が悪いから
イジメが起きてる訳では
ありませんよね。
それだけはどんなに世界が
ひっくり返っても
断言したいと思います。

イジメてくるヤツが
一番それをよく知ってます。
彼や彼女は何か、きっと
イジメる人の何かが羨ましいんです。

絶対にイジメられる人のせいでは
ありません。それだけは本当に。

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