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【教養】現代人の教養とは?花の名前?鳥の名前?

教養って何か?
このnoteでも毎日誰かが
教養について論じてますね。

教養。

たしかに漠然とした単語だから、
いくらでも、新しい解釈を
述べることができる。
人の数だけ、教養がありそう。

知性?読書量?古典や名著?

でも、私にはまだ
あまりピンと来ないんです。

現代人が忘れている教養とは、
ズバリ、自然に関する知識では
ないかと、しばしば感じます。

今、私たちは
昆虫が苦手な人が多い。
鳥や花や魚の名前を知らない。
眼の前に鳥がいて、
鳴いていて、
その鳥の名前をすぐに言える
20代30代40代50代は
少なくなった気がします。

日常でも、
散歩道、遊歩道を歩いていたら、
ヒヨドリや、セキレイ、
サルスベリや、モクレンなど、
東京の郊外なら、
毎日出会うことがあります。

自然の名前を知ってどうするのか?
と言われるかもしれません。

でも、名前と姿が一致したら、
愛着が生まれてきます。

たとえば、最近、
カエルや蚊やセミが
減ってきているそうですが、
たしかにセミや蚊を
あまり見なかった。

それはおそらく、
親カエルや親の蚊や親セミが
卵を産み付ける川や地面が
なくなってきたからですね、
特に東京は。
それから、池や田んぼから溢れる
カエルの合唱について、
騒音問題として、
ニュースに度々出て来ますが、
騒音だなんて感じるのは、
人間中心主義ですね。
ごう慢としか言いようがない。
そんな人の世界観がどんなものか。
先にこの地球に登場したのは、
人間か?カエルか?昆虫か?
わたし達人間は、まだまだ
地球に登場した新参者ですものね。

自然環境について、
『沈黙の春』を書いた
レイチェル・カーソン博士も、
生態学者として優秀で、
『沈黙の春』を書いて
警鐘をならしたに違いないですが、
その科学的な研究に向かわせたのは、
自然の変化に対する
カーソン博士の
直感にあったように思うんです。

でも、その直感のアンテナを
広げるには、
やはり普段から、自然について
基礎的なことを知らなくてはですね。

デカルトやマルクスや
福沢諭吉や丸山眞男の名著を
読むことで鍛えらる知性も、
教養は教養でしょうけれど、
それはあくまで、
教養のごくごく一部ではないかしら。
エコロジーとか言うと
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
わたしたちを囲む生態について、
つまり、暮らしてる世界の隣人について
ある程度、理解しておきたい気がします。

といえるならば、
教養とは、花鳥風月の知識かも
しれないのではないでしょうか。

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