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【甘党】スイーツ男子だと名乗るのは危険がいっぱい?

「スイーツ男子」なんて
言わなければ良かった(笑)。
というお話を今日は一席…。

もともとは、30代後半まで、
スイーツの知識はごく平凡な
平均的なおじさんでした。

ただ、仕事がら
女性漫画家やデザイナーと
仕事をする機会が多くて、
さしいれはよくしてました。

次第に、
アンリ・シャルパンティエや
ユーハイムやモロゾフ、虎屋と
いった定番レベルでは
段々、物足りなくなってきました。

それで、スイーツに詳しい人から
教わるようにしたんです。

和菓子なら「たねや」とか
向田邦子が通った「菊水堂」
吉祥寺の「小笹」の最中。

また、総合的なパティスリーなら
「ツッカベッカライカヌヤマ」
「オーボン・ヴュータン」
「エーグルドゥース」 
「ラ・ヴェイユ・フランス」
「キルフェボン」とか、
チョコレートなら、
「ジャン・ポール・エヴァン」
「ラ・メゾン・ド・ショコラ」
「デメル」
「テオブロマ」などなど
名店の知識が広がりました。

ちょっとアップデートしてないから
もうこれらも古めの定番になってる
かもしれませんが。

これら、上記のお店は
値段もなかなかですが、
そこのケーキ等を渡した時の、
みなさんの喜ぶお顔が
また格別なんでした。

それがスイーツがクセになった
理由かもしれません。

でも一番は、自分が今何を食べたいか
という感情に従うのが
さしいれの極意、大切な拠り所ですね。

エーグルドゥースの
焼き菓子をもらって
喜ばない人はいなかったですもの。

それで、調子に乗って、
「スイーツ男子」を名乗っていると、
周囲からも、
さしいれのアドバイスを 
求められるようになりました。
ダメですね、お調子のりは!

それで、アドバイス求められることが
増えるようになりました。
私がスイーツ男子だと名乗った
からなんですけどね(笑)。

おっと、もう今では「男子」でも
なくなりましたね。

和菓子で甘くないとこ教えて、とか、
日持ちがするとこ教えて、とか、
フルーツ系でいいの、どこ?とか、
チーズが濃い味がいいとこ、どこ?とか、
昔タイプのあんこが食べられるとこは
どこ?とか、色々と訊かれるように。

でも、そんなに
もともと詳しくはない、
にわか仕込みの私です(笑)。

アドバイスのリクエストのたびに
七転八倒してました。

ぼる塾の田辺さんの
スイーツ番組を観てると
彼女は、アンテナも愛情も
スゴいんですよ。
スイーツ好きだと名乗って
次々やってくるリクエストに
どんどん応えていく様子は
見事だなあ、と。

私はああはなれなかったんです。
「好き」と「詳しい」は
全然ちがうんですね、と
やっと思い知りました。

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